干支

己卯(つちのと-う)・己卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

己卯(つちのと-う)・己卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

己卯という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

己卯は干支で16番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

己卯とはどういうものか、己卯の日・己卯の年についても詳しく説明します。

基本的に「己卯」とつく日や年は「凶」となります。

己卯の読み方は、つちのとう or きぼう

  • 一般的な読み方:つちのと-う(己=つちのと 卯=う)
  • 他の読み方(訓読み):きどのうさぎ・きどのう
  • 他の読み方(音読み):きぼう

一般的に「己卯」であれば「つちのとう」と読みます。

他の読み方をするのは極稀です。

己卯の意味

己卯は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で16番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。己卯はその60年の中で16番目の年・16年を表しています。

己卯の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

卯は「う」と読み、「うさぎ(兎)を意味します。

己卯の年・月・日

己卯は、年・月・日にも割り振られています。

己卯の年

60年周期の干支の中で16番目となる己卯は、西暦を60で割って19が余る年となります。

実際の己卯の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 19年・79年・139年・199年・259年
319年・379年・439年・499年・559年
619年・679年・739年・799年・859年
919年・979年
西暦1000年から1999年 1039年・1099年・1159年・1219年
1279年・1339年・1399年・1459年
1519年・1579年・1639年・1699年
1759年・1819年・1879年・1939年
1999年
西暦2000年以降 2059年・2119年・2179年・2239年
2299年・2359年・2419年・2479年
2539年・2599年・2659年・2719年
2779年・2839年・2899年・2959年

ただし1818年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による己卯の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

己卯の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、己卯の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の2月が己卯の月となります。

つまりここ数年だと下記が己卯の月となります。

  • 2020年2月
  • 2025年2月
  • 2030年2月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

己卯の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、己卯の日があります。

ここ数年の己卯の日は下記の通りです。

2023年の己卯の日

  • 1月21日(土)
  • 3月22日(水)
  • 5月21日(日)
  • 7月20日(木)
  • 9月18日(月)
  • 11月17日(金)

2024年の己卯の日

  • 1月16日(火)
  • 3月16日(土)
  • 5月15日(水)
  • 7月14日(日)
  • 9月12日(木)
  • 11月11日(月)

2025年の己卯の日

  • 1月10日(金)
  • 3月11日(火)
  • 5月10日(土)
  • 7月9日(水)
  • 9月7日(日)
  • 11月6日(木)

己卯の日ということで特に縁起が良いということはありません。

己卯の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

己卯は干支によって1から60までの数の16番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での己卯・己卯の吉凶

陰陽五行思想では、十干の己は「陰の土」、十二支の卯は「陰の木」で、相剋(木剋土)となっていることから「己卯」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての己卯の日

選日としては犯土の小土となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として己卯

納音としての己卯は「城頭土(じょうとうど)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、城の上(最上階)に立って見える土地のことを意味しています。

反映する可能性を持っているので努力次第で大きく成功しますが、プライドが高くなってしまう面も持ち合わせているとされています。

占星術・四柱推命における己卯

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、共通していることで自分・家族がいろいろと振り回されることです。

自分自身の引越しが多くなる、もしくは子の引越しが多くなることで振り回されるという場合や、内弁慶タイプだから家族が振り回されるという違いはありますが、家族に影響が出ることは共通しています。

表面的には穏やか・のんびりしているとも書かれていることが多くなっています。

若い時は苦労するようですが、努力すること、気持ちを強く持つことで晩年は落ち着いた生活が送れると書かれていることが多くなっています。

以上、己卯についてでした。

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