干支

己亥(つちのと-い)・己亥の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

己亥(つちのと-い)・己亥の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

己亥という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

己亥は干支で36番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

己亥とはどういうものか、己亥の日・己亥の年についても詳しく説明します。

基本的に「己亥」とつく日や年は「凶」となります。

己亥の読み方は、つちのとい or きどのいのしし

  • 一般的な読み方:つちのと-い(己=つちのと 亥=い)
  • 他の読み方(訓読み):きどのいのしし
  • 他の読み方(音読み):きがい

一般的に「己亥」であれば「つちのとい」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。

己亥の意味

己亥は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で36番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。己亥はその60年の中で36番目の年・36年を表しています。

己亥の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「亥」は「いのしし(猪)」を意味します。

なお干支(十二支)において、亥があるのは日本のみで十二支を文化に持つ他の国では「豚」となっています。

己亥の年・月・日

己亥は、年・月・日にも割り振られています。

己亥の年

60年周期の干支の中で36番目となる己亥は、西暦を60で割って39が余る年となります。

実際の己亥の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 39年・99年・159年・219年
279年・339年・399年・459年
519年・579年・639年・699年
759年・819年・879年・939年
999年
西暦1000年から1999年 1059年・1119年・1179年・1239年
1299年・1359年・1419年・1479年
1539年・1599年・1659年・1719年
1779年・1839年・1899年・1959年
西暦2000年以降 2019年・2079年・2139年・2199年
2259年・2319年・2379年・2439年
2499年・2559年・2619年・2679年
2739年・2799年・2859年・2919年
2979年

ただし1839年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による己亥の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

己亥の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、己亥の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の10月が己亥の月となります。

つまりここ数年だと下記が己亥の月となります。

  • 2021年10月
  • 2026年10月
  • 2031年10月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

己亥の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、己亥の日があります。

ここ数年の己亥の日は下記の通りです。

2023年の己亥の日

  • 2月10日(金)
  • 4月11日(火)
  • 6月10日(土)
  • 8月9日(水)
  • 10月8日(日)
  • 12月7日(木)

2024年の己亥の日

  • 2月5日(月)
  • 4月5日(金)
  • 6月4日(火)
  • 8月3日(土)
  • 10月2日(水)
  • 12月1日(日)

2025年の己亥の日

  • 1月30日(木)
  • 3月31日(月)
  • 5月30日(金)
  • 7月29日(火)
  • 9月27日(土)
  • 11月26日(水)

己亥の日ということで特に縁起が良いということはありません。

己亥の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

己亥は干支によって1から60までの数の36番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での己亥・己亥の吉凶

陰陽五行思想では、十干の己は「陰の土」、十二支の亥は「陰の水」で、相剋(土剋水)となっていることから「己亥」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての己亥の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

己亥は、天一天上の7日目となっています。

納音として己亥

納音としての己亥は「平地木(へいちぼく)」となっています。

平地に単独で立っている木を意味しています。

周りに木が無いけど特に害となるものも無いので、茂ってはいるものの競い合うものが無く、孤立している状態を示しています。

そこから向上心や覇気がかける状態も意味しています。

占星術・四柱推命における己亥

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、己亥において共通して見られる占い・診断結果はマイペースであり集団の行動が苦手であると書いてあるところが多くなっています。

また探究心が強い・芯が強いと書いてある占い・診断結果も多くなっています。

大器晩成型と書いてあるところもありますが、何かしら1つのことに集中していると早く結果を出すこともあるようです。

以上、己亥についてでした。

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