干支

己未(つちのと-ひつじ)・己未の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

己未(つちのと-ひつじ)・己未の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

己未という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

己未は干支で56番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

己未とはどういうものか、己未の日・己未の年についても詳しく説明します。

基本的に「己未」とつく日や年は「吉」となります。

己未の読み方は、つちのとひつじ or きどのひつじ

  • 一般的な読み方:つちのと-ひつじ(己=つちのと 未=ひつじ)
  • 他の読み方(訓読み):きどのひつじ
  • 他の読み方(音読み):きび

一般的に「己未」であれば「つちのとひつじ」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

己未の意味

己未は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で56番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。己未はその60年の中で56番目の年・56年を表しています。

己未の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「未」は「ひつじ(羊)」を意味します。ただし干支の発祥である中国では「ヤギ」や「ガゼル」なども含まれていたとされます。

また日本で羊が一般化したのは明治時代以降で、それまでは想像上の動物に近いものと表現されていました。

己未の年・月・日

己未は、年・月・日にも割り振られています。

己未の年

60年周期の干支の中で56番目となる己未は、西暦を60で割って59が余る年となります。

実際の己未の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 59年・119年・179年・239年
299年・359年・419年・479年
539年・599年・659年・719年
779年・839年・899年・959年
西暦1000年から1999年 1019年・1079年・1139年・1199年
1259年・1319年・1379年・1439年
1499年・1559年・1619年・1679年
1739年・1799年・1859年・1919年
1979年
西暦2000年以降 2039年・2099年・2159年・2219年
2279年・2339年・2399年・2459年
2519年・2579年・2639年・2699年
2759年・2819年・2879年・2939年
2999年

ただし1859年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による己未の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

己未の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、己未の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の6月が己未の月となります。

つまりここ数年だと下記が己未の月となります。

  • 2023年6月
  • 2028年6月
  • 2033年6月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

己未の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、己未の日があります。

ここ数年の己未の日は下記の通りです。

2023年の己未の日

  • 1月1日(日)
  • 3月2日(木)
  • 5月1日(月)
  • 6月30日(金)
  • 8月29日(火)
  • 10月28日(土)
  • 12月27日(水)

2024年の己未の日

  • 2月25日(日)
  • 4月25日(木)
  • 6月24日(月)
  • 8月23日(金)
  • 10月22日(火)
  • 12月21日(土)

2025年の己未の日

  • 2月19日(水)
  • 4月20日(日)
  • 6月19日(木)
  • 8月18日(月)
  • 10月17日(金)
  • 12月16日(火)

己未の日ということで特に縁起が良いということはありません。

己未の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

己未は干支によって1から60までの数の56番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での己未・己未の吉凶

陰陽五行思想では、十干の己は「陰の土」、十二支の未は「陰の土」で、比和となっていることから「己未」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての己未の日

己未は選日の「八専(はっせん)」に該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

己未は、八専期間の8日目、八専の5日目となります。

納音として己未

納音としての己未は「天上火(てんじょうか)」となっています。

天上の日、つまりは太陽を意味しています。

人々を照らし、人から尊敬され、人の上に立つということを表現しています。

ただ高慢になりやすいので、その点は注意が必要となります。

占星術・四柱推命における己未

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、己未は芸術面で優れていると書いてあることが多くなっています。

他は占い・流派等によって書かれていることが異なります。

  • 前向きな性格・楽天的
  • 人の面倒をよくみる
  • 強い精神力を持っている

割とバラバラな診断結果になっていますが、冷静さを保つことでよりよい人生になると締めくくっているものが多くなっています。

以上、己未についてでした。

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