干支

戊午(つちのえ-うま)・戊午の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

戊午(つちのえ-うま)・戊午の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

戊午という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

戊午は干支で55番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

戊午とはどういうものか、戊午の日・戊午の年についても詳しく説明します。

基本的に「戊午」とつく日や年は「吉」となります。

戊午の読み方は、つちのえうま or ぼどのうま

  • 一般的な読み方:つちのえ-うま(戊=つちのえ 午=うま)
  • 他の読み方(訓読み):ぼどのうま
  • 他の読み方(音読み):ぼご

一般的に「戊午」であれば「つちのえうま」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

戊午の意味

戊午は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で55番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。戊午はその60年の中で55番目の年・55年を表しています。

戊午の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「午」は「うま(馬)」を意味します。

戊午の年・月・日

戊午は、年・月・日にも割り振られています。

戊午の年

60年周期の干支の中で55番目となる戊午は、西暦を60で割って58が余る年となります。

実際の戊午の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 58年・118年・178年・238年
298年・358年・418年・478年
538年・598年・658年・718年
778年・838年・898年・958年
西暦1000年から1999年 1018年・1078年・1138年・1198年
1258年・1318年・1378年・1438年
1498年・1558年・1618年・1678年
1738年・1798年・1858年・1918年
1978年
西暦2000年以降 2038年・2098年・2158年・2218年
2278年・2338年・2398年・2458年
2518年・2578年・2638年・2698年
2758年・2818年・2878年・2938年
2998年

ただし1858年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による戊午の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

戊午の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、戊午の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の5月が戊午の月となります。

つまりここ数年だと下記が戊午の月となります。

  • 2023年5月
  • 2028年5月
  • 2033年5月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

戊午の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、戊午の日があります。

ここ数年の戊午の日は下記の通りです。

2023年の戊午の日

  • 3月1日(水)
  • 4月30日(日)
  • 6月29日(木)
  • 8月28日(月)
  • 10月27日(金)
  • 12月26日(火)

2024年の戊午の日

  • 2月24日(土)
  • 4月24日(水)
  • 6月23日(日)
  • 8月22日(木)
  • 10月21日(月)
  • 12月20日(金)

2025年の戊午の日

  • 2月18日(火)
  • 4月19日(土)
  • 6月18日(水)
  • 8月17日(日)
  • 10月16日(木)
  • 12月15日(月)

戊午の日ということで特に縁起が良いということはありません。

戊午の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

戊午は干支によって1から60までの数の55番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での戊午・戊午の吉凶

陰陽五行思想では、十干の戊は「陽の土」、十二支の午は「陽の火」で、相生(火生土)となっていることから「戊午」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての戊午の日

戊午は選日の「八専(はっせん)」に該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

戊午は、八専期間の7日目ですが、間日となり影響を受けないとされています。

納音として戊午

納音としての戊午は「天上火(てんじょうか)」となっています。

天上の日、つまりは太陽を意味しています。

人々を照らし、人から尊敬され、人の上に立つということを表現しています。

ただ高慢になりやすいので、その点は注意が必要となります。

占星術・四柱推命における戊午

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、戊午は概ね「社交的」とされています。

またはっきりと物事を言うタイプだとも書かれていることが多くなっています。

サイトや書籍、流派によっては下記のように記していることもあります。

  • リーダーの品格を持っている
  • 創造性がある
  • 来る者拒まず去る者追わず
  • プライドが高い
  • 自信がある

基本的に人の下につくタイプでは無いように説明されています。

以上、戊午についてでした。

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