干支

戊寅(つちのえ-とら)・戊寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

戊寅(つちのえ-とら)・戊寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

戊寅という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

戊寅は干支で15番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

戊寅とはどういうものか、戊寅の日・戊寅の年についても詳しく説明します。

基本的に「戊寅」とつく日や年は「凶」となります。

戊寅の読み方は、つちのえとら or ぼいん

  • 一般的な読み方:つちのえ-とら(戊=つちのえ 寅=とら)
  • 他の読み方(訓読み):ぼどのとら
  • 他の読み方(音読み):ぼいん

一般的に「戊寅」であれば「つちのえとら」と読みます。

他の読み方をするのは極稀であり、「つちのえとら」以外の読み方をする事例はほとんどありません。

戊寅の意味

戊寅は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で15番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。戊寅はその60年の中で15番目の年・15年を表しています。

戊寅の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

寅は「とら」と読み、「虎(とら)」を意味します。

戊寅の年・月・日

戊寅は、年・月・日にも割り振られています。

戊寅の年

60年周期の干支の中で15番目となる戊寅は、西暦を60で割って18が余る年となります。

実際の戊寅の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 18年・78年・138年・198年・258年
318年・378年・438年・498年
558年・618年・678年・738年
798年・858年・918年・978年
西暦1000年から1999年 1038年・1098年・1158年・1218年
1278年・1338年・1398年・1458年
1518年・1578年・1638年・1698年
1758年・1818年・1878年・1938年
1998年
西暦2000年以降 2058年・2118年・2178年・2238年
2298年・2358年・2418年・2478年
2538年・2598年・2658年・2718年
2778年・2838年・2898年・2958年

ただし1818年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による戊寅の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

戊寅の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、戊寅の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の1月が戊寅の月となります。

つまりここ数年だと下記が戊寅の月となります。

  • 2020年1月
  • 2025年1月
  • 2030年1月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

戊寅の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、戊寅の日があります。

ここ数年の戊寅の日は下記の通りです。

2023年の戊寅の日

  • 1月20日(金)
  • 3月21日(火)
  • 5月20日(土)
  • 7月19日(水)
  • 9月17日(日)
  • 11月16日(木)

2024年の戊寅の日

  • 1月15日(月)
  • 3月15日(金)
  • 5月14日(火)
  • 7月13日(土)
  • 9月11日(水)
  • 11月10日(日)

2025年の戊寅の日

  • 1月9日(木)
  • 3月10日(月)
  • 5月9日(金)
  • 7月8日(火)
  • 9月6日(土)
  • 11月5日(水)

戊寅の日ということで特に縁起が良いということはありません。

戊寅の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

戊寅は干支によって1から60までの数の15番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での戊寅・戊寅の吉凶

陰陽五行思想では、十干の戊は「陽の土」、十二支の寅は「陽の木」で、相剋(木剋土)となっていることから「戊寅」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての戊寅の日

選日としては犯土の小土となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

暦注下段としては「天赦日」が該当します。

この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日です。そのため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」とも注記されることがあります。

立春から立夏の前日までの戊寅の日が天赦日となっています。

納音として戊寅

納音としての戊寅は「城頭土(じょうとうど)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、城の上(最上階)に立って見える土地のことを意味しています。

反映する可能性を持っているので努力次第で大きく成功しますが、プライドが高くなってしまう面も持ち合わせているとされています。

占星術・四柱推命における戊寅

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、統率力がある・行動力があるとしていることが多くなっています。

また人格者でもあると書いてある場合もあれば、現実主義だと書いてある場合もあります。

プライドは高いゆえに失敗することもあると書いていることも多いので、周りの意見もしっかりと尊重していくことが大切そうです。

以上、戊寅についてでした。

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