干支

戊辰(つちのえ-たつ)・戊辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

戊辰(つちのえ-たつ)・戊辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

戊辰という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

戊辰は干支で5番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

戊辰とはどういうものか、戊辰の日・戊辰の年についても詳しく説明します。

基本的に「戊辰」とつく日や年は「吉」となります。

戊辰の読み方は、つちのえたつ or ぼしん

  • 一般的な読み方:つちの-たつ(戊=つちのえ 辰=たつ)
  • 他の読み方(訓読み):ぼどのたつ
  • 他の読み方(音読み):ぼしん

一般的に「戊辰」であれば「つちのえたつ」と読みます。

ただし「戊辰」を見かけるのは歴史の教科書だった人も多いでしょう。1868年に起きた戊辰戦争は「ぼしんせんそう」と読みます。

しかし戊辰戦争以降、「ぼしん」と読む出来事・物の名前はほぼありません。

「戊辰の年」「戊辰の月」「戊辰の日」の場合は「つちのえたつの(年・月・日)」と読むことが多いですが、「ぼしんの(年・月・日)」も間違いではありません。

戊辰の意味

丙寅は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で5番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。戊辰はその60年の中で5番目の年・5年を表しています。

戊辰の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

戊辰の年・月・日

戊辰は、年・月・日にも割り振られています。

戊辰の年

60年周期の干支の中で5番目となる戊辰は、西暦を60で割って8が余る年となります。

実際の戊辰の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 8年・68年・128年・188年・248年
308年・368年・428年・488年・548年
608年・668年・728年・788年・848年
908年・968年・
西暦1000年から1999年 1028年・1088年・1148年・1208年
1268年・1328年・1388年・1448年
1508年・1568年・1628年・1688年
1748年・1808年・1868年・1928年
1988年
西暦2000年以降 2048年・2108年・2168年・2228年
2288年・2348年・2408年・2468年
2528年・2588年・2648年・2708年
2768年・2828年・2888年・2948年

ただし1868年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による戊辰の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

戊辰の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、戊辰の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の3月が戊辰の月となります。

つまりここ数年だと下記が戊辰の月となります。

  • 2019年3月
  • 2024年3月
  • 2029年3月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

戊辰の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

ここ数年の戊辰の日は下記の通りです。

2023年の戊辰の日

  • 1月10日(火)
  • 3月11日(土)
  • 5月10日(水)
  • 7月9日(日)
  • 9月7日(木)
  • 11月6日(月)

2024年の戊辰の日

  • 1月5日(金)
  • 3月5日(火)
  • 5月4日(土)
  • 7月3日(水)
  • 9月1日(日)
  • 10月31日(木)
  • 12月30日(月)

2025年の戊辰の日

  • 2月28日(金)
  • 4月29日(火)
  • 6月28日(土)
  • 8月27日(水)
  • 10月26日(日)
  • 12月25日(木)

戊辰の日ということで特に縁起が良いということはありませんが、辰の日としては一部で縁起の良い日とされています。

一部の神社では辰の日に参拝に行くと、より一層力を与えていただき、守り助けてくれると言われています。

妙義神社では辰の日詣という言葉があり、力をいただき守って助けてくれるとされています。

住吉大社を始めとする住吉神社系列では、毎月最初の辰の日に参拝すると同じく力をいただき守って助けてくれるとされています。

戊辰の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

戊辰は干支によって1から60までの数の5番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での戊辰・戊辰の吉凶

陰陽五行思想では、十干の戊は「陽の土」、十二支の辰は「陽の土」で、比和という関係になり、戊辰の吉凶は「吉」となります。

吉日・選日・暦注下段としての戊辰の日

戊辰が基準となる暦注下段には下記のものがあります。

  • 凶会日:旧暦の3月4月の戊辰の日が凶会日となります。
  • 五墓日:納音が土性の人の場合、戊辰が五墓日となります。

納音として戊辰

納音としての戊辰は「大林木(たいりんぼく)」となっています。四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、「大木林」は大きな土地に樹木が繁茂していることを意味します。

天に伸びていく様は成功を意味しますが、森林には影があるように陰とした部分もあることになっています。

占星術・四柱推命における戊辰

書籍や占いの流派によって、かなり異なる性格や運勢になっているのが戊辰です。

唯我独尊・ゴーイングマイウェイな性格としている場合もあれば、土性の辰は控えめで節度があり、人助けが好きな性格で周囲から尊敬を集めるとしている場合もあります。

サイトによっては長所が温厚、短所が無鉄砲となっていて、全く異なるものを長所・短所だけで片付けている場合もあります。

ただ我慢強いというところは割と多くのところで書かれており、運の強さも持ち合わせているとされています。

また困った時にはなんとかしてくれる、占星術や四柱推命ではそんな性格になっていると説明されることが多くなっています。

以上、戊辰についてでした。

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