干支

戊申(つちのえ-さる)・戊申の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

戊申(つちのえ-さる)・戊申の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

戊申という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

戊申は干支で45番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

戊申とはどういうものか、戊申の日・戊申の年についても詳しく説明します。

基本的に「戊申」とつく日や年は「吉」となります。

戊申の読み方は、つちのえさる or ぼどのさる

  • 一般的な読み方:つちのえ-さる(戊=つちのえ 申=さる)
  • 他の読み方(訓読み):ぼどのさる
  • 他の読み方(音読み):ぼしん

一般的に「戊申」であれば「つちのえさる」と読みます。

なお明治天皇の詔書の通称として「戊申詔書(ぼしんしょうしょ)」、衆議院における院内会派として「戊申倶楽部(ぼしんくらぶ)」と読むことがありました。

「ぼしんせんそう」は「戊辰戦争」と書くので、戊申とは別のものです。

戊申の意味

戊申は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で45番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。戊申はその60年の中で45番目の年・45年を表しています。

戊申の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「申」は「さる(猿)」を意味します。

戊申の年・月・日

戊申は、年・月・日にも割り振られています。

戊申の年

60年周期の干支の中で45番目となる戊申は、西暦を60で割って48が余る年となります。

実際の戊申の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 48年・108年・168年・228年
288年・348年・408年・468年
528年・588年・648年・708年
768年・828年・888年・948年
西暦1000年から1999年 1008年・1068年・1128年・1188年
1248年・1308年・1368年・1428年
1488年・1548年・1608年・1668年
1728年・1788年・1848年・1908年
1968年
西暦2000年以降 2028年・2088年・2148年・2208年
2268年・2328年・2388年・2448年
2508年・2568年・2628年・2688年
2748年・2808年・2868年・2928年
2988年

ただし1848年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による戊申の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

戊申の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、戊申の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の7月が戊申の月となります。

つまりここ数年だと下記が戊申の月となります。

  • 2022年7月
  • 2027年7月
  • 2032年7月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

戊申の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、戊申の日があります。

ここ数年の戊申の日は下記の通りです。

2023年の戊申の日

  • 2月19日(日)
  • 4月20日(木)
  • 6月19日(月)
  • 8月18日(金)
  • 10月17日(火)
  • 12月16日(土)

2024年の戊申の日

  • 2月14日(水)
  • 4月14日(日)
  • 6月13日(木)
  • 8月12日(月)
  • 10月11日(金)
  • 12月10日(火)

2025年の戊申の日

  • 2月8日(土)
  • 4月9日(水)
  • 6月8日(日)
  • 8月7日(木)
  • 10月6日(月)
  • 12月5日(金)

戊申の日ということで特に縁起が良いということはありません。

戊申の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

戊申は干支によって1から60までの数の45番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での戊申・戊申の吉凶

陰陽五行思想では、十干の戊は「陽の土」、十二支の申は「陽の金」で、相生(土生金)となっていることから「戊申」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての戊申の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

戊申は、天一天上の16日目・最終日となっています。

また立秋から立冬の前日まで期間の「戊申の日」は暦注下段の「天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)」となります。

天赦日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日とされています。

納音として戊申

納音としての戊申は「大駅土(たいえきど)」となっています。

人や馬(馬車)が行き交い集う街道の要所となっている場所・土を意味します。

理想よりも現実にウェイトをおき、人や物をひきつける力、包容力を持っているとされています。

ただしそれが良いのか悪いのかは、人によるとも言えます。

占星術・四柱推命における戊申

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、総じて勘がよく手先が器用と書かれていることが多くなっています。

それ以外は占いの流派等によってかなり異なる説明になっています。

  • 技術的な強さがある
  • おおらかさと包容力で安心感を与える
  • 気さくで人懐っこい面がある
  • 大黒柱となる安定感と対応力がある

基本的には良いことが書かれています。

以上、戊申についてでした。

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