干支

戊子(つちのえ-ね)・戊子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

戊子(つちのえ-ね)・戊子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

戊子という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

戊子は干支で25番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

戊子とはどういうものか、戊子の日・戊子の年についても詳しく説明します。

基本的に「戊子」とつく日や年は「凶」となります。

戊子の読み方は、 つちのえね or ぼどのねずみ

  • 一般的な読み方:つちのえ-ね(戊=つちのえ 子=ね)
  • 他の読み方(訓読み):ぼどのねずみ・ぼどのね
  • 他の読み方(音読み):ぼし

一般的に「戊子」であれば「つちのえね」と読みます。

それ以外の読み方はほとんどされませんし、使われたこともほとんどありません。

戊子の意味

戊子は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で25番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。戊子はその60年の中で25番目の年・25年を表しています。

戊子の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「子」は「ねずみ(鼠)」を意味します。

戊子の年・月・日

戊子は、年・月・日にも割り振られています。

戊子の年

60年周期の干支の中で25番目となる戊子は、西暦を60で割って28が余る年となります。

実際の戊子の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 28年・88年・148年・208年
268年・328年・388年・448年
508年・568年・628年・688年
748年・808年・868年・928年
988年
西暦1000年から1999年 1048年・1108年・1168年・1228年
1288年・1348年・1408年・1468年
1528年・1588年・1648年・1708年
1768年・1828年・1888年・1948年
西暦2000年以降 2008年・2068年・2128年・2188年
2248年・2308年・2368年・2428年
2488年・2548年・2608年・2668年
2728年・2788年・2848年・2908年
2968年

ただし1828年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による戊子の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

戊子の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、戊子の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の11月が戊子の月となります。

つまりここ数年だと下記が戊子の月となります。

  • 2020年11月
  • 2025年11月
  • 2030年11月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

戊子の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、戊子の日があります。

ここ数年の戊子の日は下記の通りです。

2023年の戊子の日

  • 1月30日(月)
  • 3月31日(金)
  • 5月30日(火)
  • 7月29日(土)
  • 9月27日(水)
  • 11月26日(日)

2024年の戊子の日

  • 1月25日(木)
  • 3月25日(月)
  • 5月24日(金)
  • 7月23日(火)
  • 9月21日(土)
  • 11月20日(水)

2025年の戊子の日

  • 1月19日(日)
  • 3月20日(木)
  • 5月19日(月)
  • 7月18日(金)
  • 9月16日(火)
  • 11月15日(土)

戊子の日ということで特に縁起が良いということはありません。

戊子の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

戊子は干支によって1から60までの数の25番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での戊子・戊子の吉凶

陰陽五行思想では、十干の戊は「陽の土」、十二支の子は「陽の水」で、相剋(土剋水)となっていることから「戊子」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての戊子の日

選日である十方暮に当てはまります。

十方暮は万事うまく行かない凶日とされています。市販の暦では、労多くして功の少ない日などと記載されていることもあります。

日の干支が甲申(甲子から数えて21番目)から癸巳(同30番目)の間の10日間のことで、十干と十二支の五行が相剋しているものが8日も集中しているため、特別な期間と考えられるようになりました。

戊子は、十方暮の5日目となっています。

納音として戊子

納音としての戊子は「霹靂火(へきれきか)」となっています。

「青天の霹靂」ということわざを知っている方も多いと思います。霹靂は雷のことです。または落雷や大きな音が響き渡るということです。

雷に火で「雷火」となり稲光のことや落雷での火災を意味します。

突然に起こることから、感情や運気の起伏が激しいことを表しています。

短期的な集中力には長けていますが、忍耐に欠けることがあるとされています。

占星術・四柱推命における戊子

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、何事にも動じない、負けん気が強いと書かれていることが多くなっています。

またほとんどで財運があるとされています。

また不安定な要因が多いと書かれていることもありますが、それは納音によるものと思われます。

よくも悪くもプライドが高いこともよく書かれています。

以上、戊子についてでした。

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