干支

戊戌(つちのえ-いぬ)・戊戌の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

戊戌(つちのえ-いぬ)・戊戌の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

戊戌という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

戊戌は干支で35番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

戊戌とはどういうものか、戊戌の日・戊戌の年についても詳しく説明します。

基本的に「戊戌」とつく日や年は「吉」となります。

戊戌の読み方は、つちのえいぬ or ぼどのいぬ

  • 一般的な読み方:つちのえ-いぬ(戊=つちのえ 戌=いぬ)
  • 他の読み方(訓読み):ぼどのいぬ
  • 他の読み方(音読み):ぼじゅつ

一般的に「戊戌」であれば「つちのえいぬ」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。明治くらいまでの出来事で「ぼじゅつ」と呼ばれるものはありますが、実生活で聞くことはほぼありません。

戊戌の意味

戊戌は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で35番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。戊戌はその60年の中で35番目の年・35年を表しています。

戊戌の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「戌」は「いぬ(犬)」を意味します。

なお同じように見える漢字が2つ続きますが、中央に1画多いのが「いぬ」です。

(つちのえ)

(いぬ)

戊戌の年・月・日

戊戌は、年・月・日にも割り振られています。

戊戌の年

60年周期の干支の中で35番目となる戊戌は、西暦を60で割って38が余る年となります。

実際の戊戌の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 38年・98年・158年・218年
278年・338年・398年・458年
518年・578年・638年・698年
758年・818年・878年・938年
998年
西暦1000年から1999年 1058年・1118年・1178年・1238年
1298年・1358年・1418年・1478年
1538年・1598年・1658年・1718年
1778年・1838年・1898年・1958年
西暦2000年以降 2018年・2078年・2138年・2198年
2258年・2318年・2378年・2438年
2498年・2558年・2618年・2678年
2738年・2798年・2858年・2918年
2978年

ただし1838年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による戊戌の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

戊戌の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、戊戌の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の9月が戊戌の月となります。

つまりここ数年だと下記が戊戌の月となります。

  • 2021年9月
  • 2026年9月
  • 2031年9月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

戊戌の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、戊戌の日があります。

ここ数年の戊戌の日は下記の通りです。

2023年の戊戌の日

  • 2月9日(木)
  • 4月10日(月)
  • 6月9日(金)
  • 8月8日(火)
  • 10月7日(土)
  • 12月6日(水)

2024年の戊戌の日

  • 2月4日(日)
  • 4月4日(木)
  • 6月3日(月)
  • 8月2日(金)
  • 10月1日(火)
  • 11月30日(土)

2025年の戊戌の日

  • 1月29日(水)
  • 3月30日(日)
  • 5月29日(木)
  • 7月28日(月)
  • 9月26日(金)
  • 11月25日(火)

戊戌の日ということで特に縁起が良いということはありません。

ただし「戌の日」であれば、安産に良い日とされており安産祈願に神社を訪れる人も多くなっています。

戊戌の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

戊戌は干支によって1から60までの数の35番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での戊戌・戊戌の吉凶

陰陽五行思想では、十干の戊は「陽の土」、十二支の戌は「陽の土」で、比和となっていることから「戊戌」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての戊戌の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

戊戌は、天一天上の6日目となっています。

納音として戊戌

納音としての戊戌は「平地木(へいちぼく)」となっています。

平地に単独で立っている木を意味しています。

周りに木が無いけど特に害となるものも無いので、茂ってはいるものの競い合うものが無く、孤立している状態を示しています。

そこから向上心や覇気がかける状態も意味しています。

占星術・四柱推命における戊戌

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、戊戌に共通していることは勤勉家・努力家とされていることです。

ただその後の解釈は占い・流派で異なっています。

  • 個人的犠牲を払ってでも他者を助けることに人生をつくす
  • 自尊心が高くなり負けることが許せなくなる
  • 障害はあるけど、底力で乗り切れる
  • etc

ただそれぞれ勤勉であり努力家であることから、得たものをどう使うかが課題になっているように思えます。

うぬぼれてしまうか、更に自分を切磋琢磨していくか?ということがポイントではないでしょうか?

以上、戊戌についてでした。

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