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羅睺星とは?吉凶と該当する数え年

羅睺星とは?吉凶と該当する数え年 七曜・九曜

羅睺星は、七曜には存在しない九曜のみにあるもので、星とはついていますが星ではなく月の昇交点(天球上で黄道と白道とが交わる点)です。

九曜における羅睺星はどのような吉凶になっているか説明します。

なお七曜は中国起源、九曜はインド起源で共に占星術として考えられています。

羅睺星の読み方と意味

  • 読み方:らごうせい・らごうしょう
  • 曜日:なし
  • 天体:なし(月の昇交点)
  • 九曜における1番目
  • 宝石(九曜):ゴメーダ
  • 性(九曜):男
  • 方位(九曜):西南
  • 季節(九曜):なし
  • 金属(九曜):スズ
  • 九曜曼荼羅:不動明王

羅睺星は、星とついていますが星ではなく、月軌道の、黄道面(地球の公転面)に対する交点です。

天球上で黄道と白道とが交わる点で黄道面よりも下がる時の点です。

インド神話が元になっているもので「ラーフ」という神が当てはめられています。

羅睺星の吉凶(九曜星)

  • 九曜:大凶

この星は大悪星なり、又本命中宮に入り八方てきさつにて万事凶、災難失敗多き年なり

真言宗などでは上記のように説明されており大凶となっています。九曜の中でも最も悪いという人もいます。

九曜星の考え方では数え年で「あたり星」となる九曜星が変わってきます。

羅睺星にあたる数え年は下記の通りです。

1歳・10歳・19歳・28歳・37歳・46歳・55歳・64歳・73歳・82歳・91歳・100歳

真言宗等では大凶となる九曜星の年の前年には厄除祈願を推奨している寺院がありますが、羅睺星にあたっていたら厄除けも検討した方が良さそうに思えますね。

羅睺星は平安時代の神仏習合の際、日食を引き起こしたスサノオと結び付けられ災いを引き起こす天体と考えられていました。また、羅睺星を祭り上げる場合は黄幡神として道祖神のように奉られることもあります。

羅睺星は不動明王が配置されていますが、阿修羅王とされている場合もあります。

以上、羅睺星についてでした。

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