干支

癸丑(みずのと-うし)・癸丑の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

癸丑(みずのと-うし)・癸丑の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

癸丑という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

癸丑は干支で50番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

癸丑とはどういうものか、癸丑の日・癸丑の年についても詳しく説明します。

基本的に「癸丑」とつく日や年は「凶」となります。

癸丑の読み方は、みずのとうし or きすいのうし

  • 一般的な読み方:みずのと-うし(癸=みずのと 丑=うし)
  • 他の読み方(訓読み):きすいのうし
  • 他の読み方(音読み):きちゅう

一般的に「癸丑」であれば「みずのとうし」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

癸丑の意味

癸丑は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で50番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。癸丑はその60年の中で50番目の年・50年を表しています。

癸丑の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「丑」は「うし(牛)」を意味します。

癸丑の年・月・日

癸丑は、年・月・日にも割り振られています。

癸丑の年

60年周期の干支の中で50番目となる癸丑は、西暦を60で割って53が余る年となります。

実際の癸丑の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 53年・113年・173年・233年
293年・353年・413年・473年
533年・593年・653年・713年
773年・833年・893年・953年
西暦1000年から1999年 1013年・1073年・1133年・1193年
1253年・1313年・1373年・1433年
1493年・1553年・1613年・1673年
1733年・1793年・1853年・1913年
1973年
西暦2000年以降 2033年・2093年・2153年・2213年
2273年・2333年・2393年・2453年
2513年・2573年・2633年・2693年
2753年・2813年・2873年・2933年
2993年

ただし1853年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による癸丑の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

癸丑の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、癸丑の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の12月が癸丑の月となります。

つまりここ数年だと下記が癸丑の月となります。

  • 2022年12月
  • 2027年12月
  • 2032年12月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

癸丑の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、癸丑の日があります。

ここ数年の癸丑の日は下記の通りです。

2023年の癸丑の日

  • 2月24日(金)
  • 4月25日(火)
  • 6月24日(土)
  • 8月23日(水)
  • 10月22日(日)
  • 12月21日(木)

2024年の癸丑の日

  • 2月19日(月)
  • 4月19日(金)
  • 6月18日(火)
  • 8月17日(土)
  • 10月16日(水)
  • 12月15日(日)

2025年の癸丑の日

  • 2月13日(木)
  • 4月14日(月)
  • 6月13日(金)
  • 8月12日(火)
  • 10月11日(土)
  • 12月10日(水)

癸丑の日ということで特に縁起が良いということはありません。

癸丑の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

癸丑は干支によって1から60までの数の50番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での癸丑・癸丑の吉凶

陰陽五行思想では、十干の癸は「陰の水」、十二支の丑は「陰の土」で、相剋(土剋水)となっていることから「癸丑」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての癸丑の日

癸丑は選日の「八専(はっせん)」の間日に該当します。間日は影響を受けない日です。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

癸丑は、八専の2日目・間日となっています。

納音として癸丑

納音としての癸丑は「桑柘木(そうしゃくもく)」となっています。

桑柘は桑を意味しており、桑柘木で桑の木という意味になります。

陰陽五行説で壬・癸は冬を意味します。冬の桑の木が寒さに耐えながら春を待ちわびている様子を表しています。

つまり若い時は苦労する時期だけど、晩年になれば運気が上昇するという意味になります。

占星術・四柱推命における癸丑

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、なにかあっても対応できる能力があると書いてあることが多くなっています。

占い・流派によってそれ以外は異なることが書かれています。

  • 一見冷たい人に思われる
  • 人生で1度は大きな変化が起こる
  • 変化の無い世界では枯れてしまう
  • 身の丈を知ることが必要

何かあっても対応出来るけど、身の丈を知るというのも矛盾しているように思いますが、割と占い結果・診断結果って冷静に読むと矛盾していることって多いんですよね。

以上、癸丑についてでした。

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