干支

癸卯(みずのと-う)・癸卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

癸卯(みずのと-う)・癸卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

癸卯という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

癸卯は干支で40番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

癸卯とはどういうものか、癸卯の日・癸卯の年についても詳しく説明します。

基本的に「癸卯」とつく日や年は「吉」となります。

癸卯の読み方は、みずのとう or きすいのうさぎ

  • 一般的な読み方:みずのと-う(癸=みずのと 卯=う)
  • 他の読み方(訓読み):きすいのうさぎ
  • 他の読み方(音読み):きぼう

一般的に「癸卯」であれば「みずのとう」と読みます。「みずのとう」の発音は「みずの とぉ」ではなく「みずのと 」です。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。

癸卯の意味

癸卯は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で40番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。癸卯はその60年の中で40番目の年・40年を表しています。

癸卯の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「卯」は「うさぎ(兎)」を意味します。

癸卯の年・月・日

癸卯は、年・月・日にも割り振られています。

癸卯の年

60年周期の干支の中で40番目となる癸卯は、西暦を60で割って43が余る年となります。

実際の癸卯の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 43年・103年・163年・223年
283年・343年・403年・463年
523年・583年・643年・703年
763年・823年・883年・943年
西暦1000年から1999年 1003年・1063年・1123年・1183年
1243年・1303年・1363年・1423年
1483年・1543年・1603年・1663年
1723年・1783年・1843年・1903年
1963年
西暦2000年以降 2023年・2083年・2143年・2203年
2263年・2323年・2383年・2443年
2503年・2563年・2623年・2683年
2743年・2803年・2863年・2923年
2983年

ただし1843年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による癸卯の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

癸卯の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、癸卯の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の2月が癸卯の月となります。

つまりここ数年だと下記が癸卯の月となります。

  • 2022年2月
  • 2027年2月
  • 2032年2月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

癸卯の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、癸卯の日があります。

ここ数年の癸卯の日は下記の通りです。

2023年の癸卯の日

  • 2月14日(火)
  • 4月15日(土)
  • 6月14日(水)
  • 8月13日(日)
  • 10月12日(木)
  • 12月11日(月)

2024年の癸卯の日

  • 2月9日(金)
  • 4月9日(火)
  • 6月8日(土)
  • 8月7日(水)
  • 10月6日(日)
  • 12月5日(木)

2025年の癸卯の日

  • 2月3日(月)
  • 4月4日(金)
  • 6月3日(火)
  • 8月2日(土)
  • 10月1日(水)
  • 11月30日(日)

癸卯の日ということで特に縁起が良いということはありません。

癸卯の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

癸卯は干支によって1から60までの数の40番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での癸卯・癸卯の吉凶

陰陽五行思想では、十干の癸は「陰の水」、十二支の卯は「陰の木」で、相生(水生木)となっていることから「癸卯」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての癸卯の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

癸卯は、天一天上の11日目となっています。

納音として癸卯

納音としての癸卯は「金箔金(きんぱくきん)」となっています。

金箔となった金という意味です。

金箔は別の物に貼って、輝かせることから他人を輝かせ、長所を引き出すことが出来ます。

しかし自分自身が金であることを忘れずに実力をつけていかなければいけないという戒めになっています。

占星術・四柱推命における癸卯

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、癸卯はかなり占い・診断結果により異なります。

  • 責任感が強く、石橋を叩いて渡るタイプ
  • 温厚で従順さを持ち、さっぱりとして落ち着きがある
  • 決断力があり、一箇所に定住しないことも多い

占い・流派によって全く違う診断をしていることが特徴的な干支です。

ただ面倒見が良いと書いてあるところは多くなっています。

以上、癸卯についてでした。

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