干支

癸巳(みずのと-み)・癸巳の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

癸巳(みずのと-み)・癸巳の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

癸巳という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

癸巳は干支で30番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

癸巳とはどういうものか、癸巳の日・癸巳の年についても詳しく説明します。

基本的に「癸巳」とつく日や年は「凶」となります。

癸巳の読み方は、みずのとみ or きすいのみ

  • 一般的な読み方:みずのと-み(癸=みずのと 巳=み)
  • 他の読み方(訓読み):きすいのみ
  • 他の読み方(音読み):きし

一般的に「癸巳」であれば「みずのとみ」と読みます。

それ以外の読み方はほとんどされません。

癸巳の意味

癸巳は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で30番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。癸巳はその60年の中で30番目の年・30年を表しています。

癸巳の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「巳」は「へび(蛇)」を意味します。

癸巳の年・月・日

癸巳は、年・月・日にも割り振られています。

癸巳の年

60年周期の干支の中で30番目となる癸巳は、西暦を60で割って33が余る年となります。

実際の癸巳の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 33年・93年・153年・213年
273年・333年・393年・453年
513年・573年・633年・693年
753年・813年・873年・933年
993年
西暦1000年から1999年 1053年・1113年・1173年・1233年
1293年・1353年・1413年・1473年
1533年・1593年・1653年・1713年
1773年・1833年・1893年・1953年
西暦2000年以降 2013年・2073年・2133年・2193年
2253年・2313年・2373年・2433年
2493年・2553年・2613年・2673年
2733年・2793年・2853年・2913年
2973年

ただし1833年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による癸巳の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

癸巳の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、癸巳の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の4月が癸巳の月となります。

つまりここ数年だと下記が癸巳の月となります。

  • 2021年4月
  • 2026年4月
  • 2031年4月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

癸巳の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、癸巳の日があります。

ここ数年の癸巳の日は下記の通りです。

2023年の癸巳の日

  • 2月4日(土)
  • 4月5日(水)
  • 6月4日(日)
  • 8月3日(木)
  • 10月2日(月)
  • 12月1日(金)

2024年の癸巳の日

  • 1月30日(火)
  • 3月30日(土)
  • 5月29日(水)
  • 7月28日(日)
  • 9月26日(木)
  • 11月25日(月)

2025年の癸巳の日

  • 1月24日(金)
  • 3月25日(火)
  • 5月24日(土)
  • 7月23日(水)
  • 9月21日(日)
  • 11月20日(木)

癸巳の日ということで特に縁起が良いということはありません。

ただし「巳の日」ということであれば、蛇(白蛇)は弁財天の遣いであるとされており、金運・財運の縁起が良い日とされています。

癸巳の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

癸巳は干支によって1から60までの数の30番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での癸巳・癸巳の吉凶

陰陽五行思想では、十干の癸は「陰の水」、十二支の巳は「陰の火」で、相剋(水剋火)となっていることから「癸巳」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての癸巳の日

選日である十方暮に当てはまります。

十方暮は万事うまく行かない凶日とされています。市販の暦では、労多くして功の少ない日などと記載されていることもあります。

日の干支が甲申(甲子から数えて21番目)から癸巳(同30番目)の間の10日間のことで、十干と十二支の五行が相剋しているものが8日も集中しているため、特別な期間と考えられるようになりました。

癸巳は、十方暮の10日目となっています。

また暦注下段の「天一天上」に当てはまります。

天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

癸巳は、天一天上の1日目・初日となっています。

納音として癸巳

納音としての癸巳は「長流水(ちょうりゅうすい)」となっています。

長流水は、大河の絶えることの無い水流を意味しています。

多くの人々をまとめ、寛大さ、大きな度量を表すとしています。

ただし大きな川は思わぬ災害を招くことがあることも忘れてはいけないとしています。

占星術・四柱推命における癸巳

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なります。癸巳は比較的良い結果になっているものの、書籍・流派でかなり異なります。

  • まじめでやさしい、探究心や情熱をもっている
  • 自制心が強く秘密を守る
  • 穏やかで愛想がよく世渡り上手

共通しているのは金運・財運が良いということです。

以上、癸巳についてでした。

干支

コメント

タイトルとURLをコピーしました