干支

癸未(みずのと-ひつじ)・癸未の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

癸未(みずのと-ひつじ)・癸未の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

癸未という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

癸未は干支で20番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

癸未とはどういうものか、癸未の日・癸未の年についても詳しく説明します。

基本的に「癸未」とつく日や年は「凶」となります。

癸未の読み方は、みずのとひつじ or きび

  • 一般的な読み方:みずのと-ひつじ(癸=みずのと 癸未=ひつじ)
  • 他の読み方(訓読み):きすいのひつじ
  • 他の読み方(音読み):きび

一般的に「癸未」であれば「みずのとひつじ」と読みます。

それ以外の読み方はほとんどされませんし、使われたこともほとんどありません。

癸未の意味

癸未は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で20番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。癸未はその60年の中で20番目の年・20年を表しています。

癸未の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「未」は「ひつじ(羊)」を意味します。

癸未の年・月・日

癸未は、年・月・日にも割り振られています。

癸未の年

60年周期の干支の中で20番目となる癸未は、西暦を60で割って23が余る年となります。

実際の癸未の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 23年・83年・143年・203年・263年
323年・383年・443年・503年・563年
623年・683年・743年・803年・863年
923年・983年
西暦1000年から1999年 1043年・1103年・1163年・1223年
1283年・1343年・1403年・1463年
1523年・1583年・1643年・1703年
1763年・1823年・1883年・1943年
西暦2000年以降 2003年・2063年・2123年・2183年
2243年・2303年・2363年・2423年
2483年・2543年・2603年・2663年
2723年・2783年・2843年・2903年
2963年

ただし1823年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による癸未の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

癸未の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、癸未の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の6月が癸未の月となります。

つまりここ数年だと下記が癸未の月となります。

  • 2020年6月
  • 2025年6月
  • 2030年6月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

癸未の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、癸未の日があります。

ここ数年の癸未の日は下記の通りです。

2023年の癸未の日

  • 1月25日(水)
  • 3月26日(日)
  • 5月25日(木)
  • 7月24日(月)
  • 9月22日(金)
  • 11月21日(火)

2024年の癸未の日

  • 1月20日(土)
  • 3月20日(水)
  • 5月19日(日)
  • 7月18日(木)
  • 9月16日(月)
  • 11月15日(金)

2025年の癸未の日

  • 1月14日(火)
  • 3月15日(土)
  • 5月14日(水)
  • 7月13日(日)
  • 9月11日(木)
  • 11月10日(月)

癸未の日ということで特に縁起が良いということはありません。

癸未の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

癸未は干支によって1から60までの数の20番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での癸未・癸未の吉凶

陰陽五行思想では、十干の癸は「陰の水」、十二支の未は「陰の土」で、相剋(土剋水)となっていることから「癸未」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての癸未の日

選日としては犯土の小土となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として癸未

納音としての癸未は「楊柳木(ようりゅうぼく)」となっています。

「楊」も「柳」もヤナギ(柳)を意味しており、楊柳木は柳の木を意味しています。

向上心は旺盛だけど、「柳に風」「柳に雪折れなし」ということわざの通り流れに逆らわない性格とされており、1番手よりも2番手・サポート役として成功すると言われています。

占星術・四柱推命における癸未

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、総じて「大人しい性格」と書かれていることが多くなっています。

感性・感受性が高く、芸術的なものを好む特徴を持っている事が多いと記されていることも多くなっています。

また優しい性格としている場合もあります。

書籍・流派によっては、結婚の回数が多くなる傾向にあるとも記されています。

以上、癸未についてでした。

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