干支

壬午(みずのえ-うま)・壬午の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

壬午(みずのえ-うま)・壬午の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

壬午という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

壬午は干支で19番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

壬午とはどういうものか、壬午の日・壬午の年についても詳しく説明します。

基本的に「壬午」とつく日や年は「凶」となります。

壬午の読み方は、みずのえうま or じんご

  • 一般的な読み方:みずのえ-うま(壬=みずのえ 午=うま)
  • 他の読み方(訓読み):じんすいのうま
  • 他の読み方(音読み):じんご

一般的に「壬午」であれば「みずのえうま」と読みます。

「みずのえうま」以外の読み方で使われるのは、1582年(壬午の年)に起きた「天正壬午の乱」(てんしょうじんごのらん)くらいです。

壬午の意味

壬午は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で19番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。壬午はその60年の中で19番目の年・19年を表しています。

壬午の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「午」は「うま(馬)」を意味します。

壬午の年・月・日

壬午は、年・月・日にも割り振られています。

壬午の年

60年周期の干支の中で19番目となる壬午は、西暦を60で割ってが22余る年となります。

実際の壬午の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 22年・82年・142年・202年・262年
322年・382年・442年・502年・562年
622年・682年・742年・802年・862年
922年・982年
西暦1000年から1999年 1042年・1102年・1162年・1222年
1282年・1342年・1402年・1462年
1522年・1582年・1642年・1702年
1762年・1822年・1882年・1942年
西暦2000年以降 2002年・2062年・2122年・2182年
2242年・2302年・2362年・2422年
2482年・2542年・2602年・2662年
2722年・2782年・2842年・2902年
2962年

ただし1822年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬午の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬午の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬午の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の5月が壬午の月となります。

つまりここ数年だと下記が壬午の月となります。

  • 2020年5月
  • 2025年5月
  • 2030年5月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

壬午の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬午の日があります。

ここ数年の壬午の日は下記の通りです。

2023年の壬午の日

  • 1月24日(火)
  • 3月25日(土)
  • 5月24日(水)
  • 7月23日(日)
  • 9月21日(木)
  • 11月20日(月)

2024年の壬午の日

  • 1月19日(金)
  • 3月19日(火)
  • 5月18日(土)
  • 7月17日(水)
  • 9月15日(日)
  • 11月14日(木)

2025年の壬午の日

  • 1月13日(月)
  • 3月14日(金)
  • 5月13日(火)
  • 7月12日(土)
  • 9月10日(水)
  • 11月9日(日)

壬午の日ということで特に縁起が良いということはありません。

壬午の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

壬午は干支によって1から60までの数の19番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬午・壬午の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の午は「陽の火」で、相剋(水剋火)となっていることから「壬午」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての壬午の日

選日としては犯土の小土となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として壬午

納音としての壬午は「楊柳木(ようりゅうぼく)」となっています。

「楊」も「柳」もヤナギ(柳)を意味しており、楊柳木は柳の木を意味しています。

向上心は旺盛だけど、「柳に風」「柳に雪折れなし」ということわざの通り流れに逆らわない性格とされており、1番手よりも2番手・サポート役として成功すると言われています。

占星術・四柱推命における壬午

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、共通して気分屋、気持ちがコロコロと変わると書かれていることが多くなっています。

また柔軟性がある、結論を急がないと書かれていることもあります。

感情の起伏が激しいため、人間関係で苦労することがあると書かれていることもあります。

納音の性格がプラスにもマイナスにもなることがある点が共通して書かれているようです。

また一部では、陽気で派手好きとされていることがあります。

以上、壬午についてでした。

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