干支

壬寅(みずのえ-とら)・壬寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

壬寅(みずのえ-とら)・壬寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

壬寅という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

壬寅は干支で39番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

壬寅とはどういうものか、壬寅の日・壬寅の年についても詳しく説明します。

基本的に「壬寅」とつく日や年は「吉」となります。

壬寅の読み方は、みずのえとら or じんすいのとら

  • 一般的な読み方:みずのえ-とら(壬=みずのえ 寅=とら)
  • 他の読み方(訓読み):じんすいのとら
  • 他の読み方(音読み):じんいん

一般的に「壬寅」であれば「みずのえとら」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。

壬寅の意味

壬寅は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で39番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。壬寅はその60年の中で39番目の年・39年を表しています。

壬寅の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「寅」は「とら(虎)」を意味します。

壬寅の年・月・日

壬寅は、年・月・日にも割り振られています。

壬寅の年

60年周期の干支の中で39番目となる壬寅は、西暦を60で割って42が余る年となります。

実際の壬寅の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 42年・102年・162年・222年
282年・342年・402年・462年
522年・582年・642年・702年
762年・822年・882年・942年
西暦1000年から1999年 1002年・1062年・1122年・1182年
1242年・1302年・1362年・1422年
1482年・1542年・1602年・1662年
1722年・1782年・1842年・1902年
1962年
西暦2000年以降 2022年・2082年・2142年・2202年
2262年・2322年・2382年・2442年
2502年・2562年・2622年・2682年
2742年・2802年・2862年・2922年
2982年

ただし1842年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬寅の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬寅の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬寅の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の1月が壬寅の月となります。

つまりここ数年だと下記が壬寅の月となります。

  • 2022年1月
  • 2027年1月
  • 2032年1月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

壬寅の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬寅の日があります。

ここ数年の壬寅の日は下記の通りです。

2023年の壬寅の日

  • 2月13日(月)
  • 4月14日(金)
  • 6月13日(火)
  • 8月12日(土)
  • 10月11日(水)
  • 12月10日(日)

2024年の壬寅の日

  • 2月8日(木)
  • 4月8日(月)
  • 6月7日(金)
  • 8月6日(火)
  • 10月5日(土)
  • 12月4日(水)

2025年の壬寅の日

  • 2月2日(日)
  • 4月3日(木)
  • 6月2日(月)
  • 8月1日(金)
  • 9月30日(火)
  • 11月29日(土)

壬寅の日ということで特に縁起が良いということはありませんが、寅の日は金運が良い日として、財布を買うのに良い日とされています。

壬寅の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

壬寅は干支によって1から60までの数の39番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬寅・壬寅の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の寅は「陽の木」で、相生(水生木)となっていることから「壬寅」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての壬寅の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

壬寅は、天一天上の10日目となっています。

納音として壬寅

納音としての壬寅は「金箔金(きんぱくきん)」となっています。

金箔となった金という意味です。

金箔は別の物に貼って、輝かせることから他人を輝かせ、長所を引き出すことが出来ます。

しかし自分自身が金であることを忘れずに実力をつけていかなければいけないという戒めになっています。

占星術・四柱推命における壬寅

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、概ね人から好かれる、性格としてあることが多くなっています。

洞察力があり決断が的確ということも書かれていることが多くなっています。

おおらか、お人好し、ゆったりしている、と書かれていることもありますが、相手の人柄を見抜くのが上手いと書かれていることもあります。

基本的には背伸びしない、肩のこらない生活を好むようです。

以上、壬寅についてでした。

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