干支

壬辰(みずのえ-たつ)・壬辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

壬辰(みずのえ-たつ)・壬辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

壬辰という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

壬辰は干支で29番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

壬辰とはどういうものか、壬辰の日・壬辰の年についても詳しく説明します。

基本的に「壬辰」とつく日や年は「凶」となります。

壬辰の読み方は、みずのえたつ or じんすいのたつ

  • 一般的な読み方:みずのえ-たつ(壬=みずのえ 壬辰=たつ)
  • 他の読み方(訓読み):じんすいのたつ
  • 他の読み方(音読み):じんしん

一般的に「壬辰」であれば「みずのえたつ」と読みます。

それ以外の読み方はほとんどされません。

壬辰の意味

壬辰は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で29番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。壬辰はその60年の中で29番目の年・29年を表しています。

壬辰の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「辰」は「りゅう(龍・竜)」を意味します。

壬辰の年・月・日

壬辰は、年・月・日にも割り振られています。

壬辰の年

60年周期の干支の中で29番目となる壬辰は、西暦を60で割って32が余る年となります。

実際の壬辰の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 32年・92年・152年・212年
272年・332年・392年・452年
512年・572年・632年・692年
752年・812年・872年・932年
992年
西暦1000年から1999年 1052年・1112年・1172年・1232年
1292年・1352年・1412年・1472年
1532年・1592年・1652年・1712年
1772年・1832年・1892年・1952年
西暦2000年以降 2012年・2072年・2132年・2192年
2252年・2312年・2372年・2432年
2492年・2552年・2612年・2672年
2732年・2792年・2852年・2912年
2972年

ただし1832年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬辰の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬辰の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬辰の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の3月が壬辰の月となります。

つまりここ数年だと下記が壬辰の月となります。

  • 2021年3月
  • 2026年3月
  • 2031年3月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

壬辰の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬辰の日があります。

ここ数年の壬辰の日は下記の通りです。

2023年の壬辰の日

  • 2月3日(金)
  • 4月4日(火)
  • 6月3日(土)
  • 8月2日(水)
  • 10月1日(日)
  • 11月30日(木)

2024年の壬辰の日

  • 1月29日(月)
  • 3月29日(金)
  • 5月28日(火)
  • 7月27日(土)
  • 9月25日(水)
  • 11月24日(日)

2025年の壬辰の日

  • 1月23日(木)
  • 3月24日(月)
  • 5月23日(金)
  • 7月22日(火)
  • 9月20日(土)
  • 11月19日(水)

壬辰の日ということで特に縁起が良いということはありません。

壬辰の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

壬辰は干支によって1から60までの数の29番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬辰・壬辰の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の辰は「陽の土」で、相剋(土剋水)となっていることから「壬辰」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての壬辰の日

選日である十方暮に当てはまります。

十方暮は万事うまく行かない凶日とされています。市販の暦では、労多くして功の少ない日などと記載されていることもあります。

日の干支が甲申(甲子から数えて21番目)から癸巳(同30番目)の間の10日間のことで、十干と十二支の五行が相剋しているものが8日も集中しているため、特別な期間と考えられるようになりました。

壬辰は、十方暮の9日目となっています。

納音として壬辰

納音としての壬辰は「長流水(ちょうりゅうすい)」となっています。

長流水は、大河の絶えることの無い水流を意味しています。

多くの人々をまとめ、寛大さ、大きな度量を表すとしています。

ただし大きな川は思わぬ災害を招くことがあることも忘れてはいけないとしています。

占星術・四柱推命における壬辰

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、多くの占い・流派で財運・金運はあると書かれています。

また聡明であり存在感もあるとしているところが多く、非常に恵まれた環境・能力を持って生まれていることになります。うらやましい・・・

更に温和だけどエネルギーを持っているとか、どんだけ良い星の元で生まれたんだろう?というくらい良いことが書かれていることが多くなっています。

以上、壬辰についてでした。

干支

コメント

タイトルとURLをコピーしました