干支

壬申(みずのえ-さる)・壬申の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

壬申(みずのえ-さる)・壬申の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

壬申という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

壬申は干支で9番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

壬申とはどういうものか、壬申の日・壬申の年についても詳しく説明します。

基本的に「壬申」とつく日や年は「吉」となります。

壬申の読み方は、みずのえさる or じんしん

  • 一般的な読み方:みずのえ-さる(壬=みずのえ 申=さる)
  • 他の読み方(訓読み):じんすいのさる
  • 他の読み方(音読み):じんしん

一般的に「壬申」であれば「みずのえさる」と読みます。

「じんしん」として読むものとして有名なのは「壬申の乱」です。古代日本最大の内乱と言われています。

また明治5年(1872年・壬申の年)に編製された戸籍は「壬申戸籍(じんしんこせき)」と呼ばれています。

「壬申の年」「壬申の月」「壬申の日」の場合は「みずのえのさるの(年・月・日)」と読むことが多いですが、「じんしんの(年・月・日)」も間違いではありません。

壬申の意味

壬申は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で9番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。壬申はその60年の中で9番目の年・9年を表しています。

壬申の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

申は「さる」とこの場合は読みます。

壬申の年・月・日

壬申は、年・月・日にも割り振られています。

壬申の年

60年周期の干支の中で9番目となる壬申は、西暦を60で割って12が余る年となります。

実際の壬申の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 12年・72年・132年・192年・252年
312年・372年・432年・492年・552年
612年・672年・732年・792年・852年
912年・972年・
西暦1000年から1999年 1032年・1092年・1152年・1212年
1272年・1332年・1392年・1452年
1512年・1572年・1632年・1692年
1752年・1812年・1872年・1932年
1992年
西暦2000年以降 2052年・2112年・2172年・2232年
2292年・2352年・2412年・2472年
2532年・2592年・2652年・2712年
2772年・2832年・2892年・2952年

ただし1872年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による辛未の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬申の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬申の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の7月が壬申の月となります。

つまりここ数年だと下記が庚午の月となります。

  • 2019年7月
  • 2024年7月
  • 2029年7月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

壬申の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

ここ数年の壬申の日は下記の通りです。

2023年の壬申の日

  • 1月14日(土)
  • 3月15日(水)
  • 5月14日(日)
  • 7月13日(木)
  • 9月11日(月)
  • 11月10日(金)

2024年の壬申の日

  • 1月9日(火)
  • 3月9日(土)
  • 5月8日(水)
  • 7月7日(日)
  • 9月5日(木)
  • 11月4日(月)

2025年の壬申の日

  • 1月3日(金)
  • 3月4日(火)
  • 5月3日(土)
  • 7月2日(水)
  • 8月31日(日)
  • 10月30日(木)
  • 12月29日(月)

壬申の日ということで特に縁起が良いということはありません。

壬申に限らず申の日は、日枝神社において猿が日枝神社のお使いでありことから、縁起の良い日とされています。

壬申の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

壬申は干支によって1から60までの数の9番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬申・壬申の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の申は「陽の金」で、 相生(金生水)となっていることから「壬申」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての壬申の日

選日としては犯土の3日目となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として壬申

納音としての壬申は「釼鋒金(じんぼうきん)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、釼鋒金は剣・鋒など先端が鋭利な金属のことを意味しています。

そこから「才能の切れ」「清廉な人柄」を表現していますが、自分の尺度で人を切り捨てるようなところがあると言われています。そこを自分でどう戒めるかが大切です。

占星術・四柱推命における壬申

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが多くの書籍・流派で共通しているのは、「優雅」「秀麗」にというところです。

ただしそこから先は書籍や占いの流派によってかなり異なっています。

優雅な反面、攻撃性も持ち合わせていると説明しているところもあれば、弱音を吐かないと説明しているところもあります。

「釼鋒金」の性質まで言及している場合は、攻撃性を持っているとしていて、「釼鋒金」に触れられてない場合は努力をする人と説明している傾向にあります。

以上、壬申についてでした。

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