干支

壬子(みずのえ-ね)・壬子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

壬子(みずのえ-ね)・壬子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

壬子という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

壬子は干支で49番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

壬子とはどういうものか、壬子の日・壬子の年についても詳しく説明します。

基本的に「壬子」とつく日や年は「吉」となります。

壬子の読み方は、みずのえね or じんすいのねずみ

  • 一般的な読み方:みずのえ-ね(壬=みずのえ 子=ね)
  • 他の読み方(訓読み):じんすいのねずみ・じんすいのね
  • 他の読み方(音読み):じんし

一般的に「壬子」であれば「みずのえね」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

壬子の意味

壬子は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で49番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。壬子はその60年の中で49番目の年・49年を表しています。

壬子の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「子」は「ねずみ(鼠)」を意味します。

壬子の年・月・日

壬子は、年・月・日にも割り振られています。

壬子の年

60年周期の干支の中で49番目となる壬子は、西暦を60で割って52が余る年となります。

実際の壬子の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 52年・112年・172年・232年
292年・352年・412年・472年
532年・592年・652年・712年
772年・832年・892年・952年
西暦1000年から1999年 1012年・1072年・1132年・1192年
1252年・1312年・1372年・1432年
1492年・1552年・1612年・1672年
1732年・1792年・1852年・1912年
1972年
西暦2000年以降 2032年・2092年・2152年・2212年
2272年・2332年・2392年・2452年
2512年・2572年・2632年・2692年
2752年・2812年・2872年・2932年
2992年

ただし1852年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬子の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

なお「壬子の年は水害が多い」「壬子の年に生まれた男性は気が弱い」という迷信がありましたが、科学的根拠が全くないものです。

壬子の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬子の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の11月が壬子の月となります。

つまりここ数年だと下記が壬子の月となります。

  • 2022年11月
  • 2027年11月
  • 2032年11月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

壬子の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬子の日があります。

ここ数年の壬子の日は下記の通りです。

2023年の壬子の日

  • 2月23日(木)
  • 4月24日(月)
  • 6月23日(金)
  • 8月22日(火)
  • 10月21日(土)
  • 12月20日(水)

2024年の壬子の日

  • 2月18日(日)
  • 4月18日(木)
  • 6月17日(月)
  • 8月16日(金)
  • 10月15日(火)
  • 12月14日(土)

2025年の壬子の日

  • 2月12日(水)
  • 4月13日(日)
  • 6月12日(木)
  • 8月11日(月)
  • 10月10日(金)
  • 12月9日(火)

壬子の日ということで特に縁起が良いということはありません。

壬子の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

壬子は干支によって1から60までの数の49番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬子・壬子の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の子は「陽の水」で、比和となっていることから「壬子」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての壬子の日

壬子は選日の「八専(はっせん)」が該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

壬子は、八専の1日目・初日となっています。

納音として壬子

納音としての壬子は「桑柘木(そうしゃくもく)」となっています。

桑柘は桑を意味しており、桑柘木で桑の木という意味になります。

陰陽五行説で壬・癸は冬を意味します。冬の桑の木が寒さに耐えながら春を待ちわびている様子を表しています。

つまり若い時は苦労する時期だけど、晩年になれば運気が上昇するという意味になります。

占星術・四柱推命における壬子

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なるものの、壬子は共通して「自由を愛し、自由でいたい、束縛を嫌う」と書かれています。

ただ自由を好むという解釈は同じでも、その後の解釈は占いや流派によって異なっています。

  • 普通の人と同じことを嫌う芸術家向き
  • 掴みどころのない性格
  • 自由を愛するからこそ、公平を望む
  • 折り目正しく常識的

というように分かれています。

掴みどころがないとする場合もあれば、折り目正しく常識的とする場合もあり、占いや流派で本当にわかれるものだなって思いませんか?

壬子の迷信

丙午と同様、壬子にも迷信があります。

陰陽五行思想で、水性が重なることから「壬子の年は水害が多い」という迷信が存在しました。

また「壬子の年に生まれた男性は気が弱い」という迷信もありましたが、丙午のようには広まらず、人口の減少には影響していません。

以上、壬子についてでした。

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