干支

壬戌(みずのえ-いぬ)・壬戌の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

壬戌(みずのえ-いぬ)・壬戌の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

壬戌という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

壬戌は干支で59番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

壬戌とはどういうものか、壬戌の日・壬戌の年についても詳しく説明します。

基本的に「壬戌」とつく日や年は「凶」となります。

壬戌の読み方は、みずのえいぬ or じんすいのいぬ

  • 一般的な読み方:みずのえ-いぬ(壬=みずのえ 戌=いぬ)
  • 他の読み方(訓読み):じんすいのいぬ
  • 他の読み方(音読み):じんじゅつ

一般的に「壬戌」であれば「みずのえいぬ」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてあまりされません。

日本史において幕末に「壬戌丸(じんじゅつまる)」という名付けられた軍艦があります。

壬戌の意味

壬戌は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で59番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。壬戌はその60年の中で59番目の年・59年を表しています。

壬戌の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「戌」は「いぬ(犬)」を意味します。

壬戌の年・月・日

壬戌は、年・月・日にも割り振られています。

壬戌の年

60年周期の干支の中で59番目となる壬戌は、西暦を60で割って2が余る年となります。

実際の壬戌の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 2年・62年・122年・182年
242年・302年・362年・422年
482年・542年・602年・662年
722年・782年・842年・902年
962年
西暦1000年から1999年 1022年・1082年・1142年・1202年
1262年・1322年・1382年・1442年
1502年・1562年・1622年・1682年
1742年・1802年・1862年・1922年
1982年
西暦2000年以降 2042年・2102年・2162年・2222年
2282年・2342年・2402年・2462年
2522年・2582年・2642年・2702年
2762年・2822年・2882年・2942年

ただし1862年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による壬戌の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

壬戌の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、壬戌の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の9月が壬戌の月となります。

つまりここ数年だと下記が壬戌の月となります。

  • 2023年9月
  • 2028年9月
  • 2033年9月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

壬戌の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、壬戌の日があります。

ここ数年の壬戌の日は下記の通りです。

2023年の壬戌の日

  • 1月4日(水)
  • 3月5日(日)
  • 5月4日(木)
  • 7月3日(月)
  • 9月1日(金)
  • 10月31日(火)
  • 12月30日(土)

2024年の壬戌の日

  • 2月28日(水)
  • 4月28日(日)
  • 6月27日(木)
  • 8月26日(月)
  • 10月25日(金)
  • 12月24日(火)

2025年の壬戌の日

  • 2月22日(土)
  • 4月23日(水)
  • 6月22日(日)
  • 8月21日(木)
  • 10月20日(月)
  • 12月19日(金)

壬戌の日ということで特に縁起が良いということはありません。

壬戌の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

壬戌は干支によって1から60までの数の59番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での壬戌・壬戌の吉凶

陰陽五行思想では、十干の壬は「陽の水」、十二支の戌は「陽の土」で、相剋(土剋水)となっていることから「壬戌」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての壬戌の日

壬戌は選日の「八専(はっせん)」の間日に該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

壬戌は、八専期間の11日目となります。

納音として壬戌

納音としての壬戌は「大海水(たいかいすい)」となっています。

大海そのものを意味しています。

非常に大きな包容力・感受性を持っていますが、穏やかに見えても時には荒れ狂うこともあります。そして簡単には底が見えないことを表しています。

占星術・四柱推命における壬戌

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが壬戌は総じて「リーダー的資質を持っている」とされています。

柔軟性があり、機転もあると書いてあることも多くあります。

占いや流派によっては下記のように付け加えていることもあります。

  • 結論を急ぎすぎることがある
  • 誠実さを持っている
  • 抜け目ない

ただ一緒に仕事をする上では頼りになる存在であることはほとんどの占い・流派で書かれいます。

以上、壬戌についてでした。

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