干支

乙卯(きのと-う)・乙卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

乙卯(きのと-う)・乙卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

乙卯という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

乙卯は干支で52番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

乙卯とはどういうものか、乙卯の日・乙卯の年についても詳しく説明します。

基本的に「乙卯」とつく日や年は「吉」となります。

乙卯の読み方は、きのとう or おつぼくのうさぎ

  • 一般的な読み方:きのと-う(乙=きのと 卯=う)
  • 他の読み方(訓読み):おつぼくのうさぎ・おつぼくのう
  • 他の読み方(音読み):いつぼう

一般的に「乙卯」であれば「きのとう」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

乙卯の意味

乙卯は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で52番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。乙卯はその60年の中で52番目の年・52年を表しています。

乙卯の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「卯」は「うさぎ(兎)」を意味します。

乙卯の年・月・日

乙卯は、年・月・日にも割り振られています。

乙卯の年

60年周期の干支の中で52番目となる乙卯は、西暦を60で割って55が余る年となります。

実際の乙卯の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 55年・115年・175年・235年
295年・355年・415年・475年
535年・595年・655年・715年
775年・835年・895年・955年
西暦1000年から1999年 1015年・1075年・1135年・1195年
1255年・1315年・1375年・1435年
1495年・1555年・1615年・1675年
1735年・1795年・1855年・1915年
1975年
西暦2000年以降 2035年・2095年・2155年・2215年
2275年・2335年・2395年・2455年
2515年・2575年・2635年・2695年
2755年・2815年・2875年・2935年
2995年

ただし1855年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による乙卯の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

乙卯の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、乙卯の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の2月が乙卯の月となります。

つまりここ数年だと下記が乙卯の月となります。

  • 2023年2月
  • 2028年2月
  • 2033年2月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

乙卯の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、乙卯の日があります。

ここ数年の乙卯の日は下記の通りです。

2023年の乙卯の日

  • 2月26日(日)
  • 4月27日(木)
  • 6月26日(月)
  • 8月25日(金)
  • 10月24日(火)
  • 12月23日(土)

2024年の乙卯の日

  • 2月21日(水)
  • 4月21日(日)
  • 6月20日(木)
  • 8月19日(月)
  • 10月18日(金)
  • 12月17日(火)

2025年の乙卯の日

  • 2月15日(土)
  • 4月16日(水)
  • 6月15日(日)
  • 8月14日(木)
  • 10月13日(月)
  • 12月12日(金)

乙卯の日ということで特に縁起が良いということはありません。

乙卯の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

乙卯は干支によって1から60までの数の52番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での乙卯・乙卯の吉凶

陰陽五行思想では、十干の乙は「陰の木」、十二支の卯は「陰の木」で、比和となっていることから「乙卯」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての乙卯の日

乙卯は選日の「八専(はっせん)」が該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

乙卯は、八専期間の4日目・八専の3日目となっています。

納音として乙卯

納音としての乙卯は「大溪水(だいけいすい)」となっています。

渓谷を流れる水を意味します。

水の量そのものは多くは無いですが、綺麗な澄んだ水・つまり綺麗な心を持っており、やがて大海に届いて大きな結果を出す、頭角を現すということを意味しています。

占星術・四柱推命における乙卯

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、概ね「穏やかで優しい性格を感じさせる」としていることが多くなっていますが、それってウサギそのもののイメージでしか無いような…

他には下記のように説明・診断していることがあります。

  • チャンスを活用できる
  • スポーツ選手として活躍できる
  • 意外と頑固で負けず嫌い

いろいろなサイト・書籍の占い結果・診断結果を読めば読むほどよくわからなくなる乙卯ですが、コツコツと実績を積み上げて、最終的には成功するタイプのようです。

以上、乙卯についてでした。

干支

コメント

タイトルとURLをコピーしました