干支

甲寅(きのえ-とら)・甲寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

甲寅(きのえ-とら)・甲寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

甲寅という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

甲寅は干支で51番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

甲寅とはどういうものか、甲寅の日・甲寅の年についても詳しく説明します。

基本的に「甲寅」とつく日や年は「吉」となります。

甲寅の読み方は、きのえとら or こうぼくのとら

  • 一般的な読み方:きのえ-とら(甲=きのえ 寅=とら)
  • 他の読み方(訓読み):こうぼくのとら
  • 他の読み方(音読み):こういん

一般的に「甲寅」であれば「きのえとら」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

甲寅の意味

甲寅は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で51番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。甲寅はその60年の中で51番目の年・51年を表しています。

甲寅の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「寅」は「とら(虎)」を意味します。

甲寅の年・月・日

甲寅は、年・月・日にも割り振られています。

甲寅の年

60年周期の干支の中で51番目となる甲寅は、西暦を60で割って54が余る年となります。

実際の甲寅の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 54年・114年・174年・234年
294年・354年・414年・474年
534年・594年・654年・714年
774年・834年・894年・954年
西暦1000年から1999年 1014年・1074年・1134年・1194年
1254年・1314年・1374年・1434年
1494年・1554年・1614年・1674年
1734年・1794年・1854年・1914年
1974年
西暦2000年以降 2034年・2094年・2154年・2214年
2274年・2334年・2394年・2454年
2514年・2574年・2634年・2694年
2754年・2814年・2874年・2934年
2994年

ただし1854年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による甲寅の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

甲寅の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、甲寅の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の1月が甲寅の月となります。

つまりここ数年だと下記が甲寅の月となります。

  • 2023年1月
  • 2028年1月
  • 2033年1月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

甲寅の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、甲寅の日があります。

ここ数年の甲寅の日は下記の通りです。

2023年の甲寅の日

  • 2月25日(土)
  • 4月26日(水)
  • 6月25日(日)
  • 8月24日(木)
  • 10月23日(月)
  • 12月22日(金)

2024年の甲寅の日

  • 2月20日(火)
  • 4月20日(土)
  • 6月19日(水)
  • 8月18日(日)
  • 10月17日(木)
  • 12月16日(月)

2025年の甲寅の日

  • 2月14日(金)
  • 4月15日(火)
  • 6月14日(土)
  • 8月13日(水)
  • 10月12日(日)
  • 12月11日(木)

甲寅の日ということで特に縁起が良いということはありませんが、寅の日は金運が良い日として、財布を買うのに良い日とされています。

甲寅の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

甲寅は干支によって1から60までの数の51番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での甲寅・甲寅の吉凶

陰陽五行思想では、十干の甲は「陽の木」、十二支の寅は「陽の木」で、比和となっていることから「甲寅」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての甲寅の日

甲寅は選日の「八専(はっせん)」が該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

甲寅は、八専の期間3日目・間日を除く八専の2日目となっています。

納音として甲寅

納音としての甲寅は「大溪水(だいけいすい)」となっています。

渓谷を流れる水を意味します。

水の量そのものは多くは無いですが、綺麗な澄んだ水・つまり綺麗な心を持っており、やがて大海に届いて大きな結果を出す、頭角を現すということを意味しています。

占星術・四柱推命における甲寅

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、概ね「自信家であり単独で行動する方が良いタイプ」とされています。

ただ一部の占い・流派では自分にとって一番良いポジションから離れないタイプとしていることもあります。

  • 負けず嫌い
  • 思ったことを口にしてしまう
  • 創造性がある

と書いている場合もあります。

以上、甲寅についてでした。

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