干支

甲辰(きのえ-たつ)・甲辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

甲辰(きのえ-たつ)・甲辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

甲辰という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

甲辰は干支で41番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

甲辰とはどういうものか、甲辰の日・甲辰の年についても詳しく説明します。

基本的に「甲辰」とつく日や年は「凶」となります。

甲辰の読み方は、きのえたつ or こうぼくのたつ

  • 一般的な読み方:きのえ-たつ(甲=きのえ 辰=たつ)
  • 他の読み方(訓読み):こうぼくのたつ
  • 他の読み方(音読み):こうしん

一般的に「甲辰」であれば「きのえたつ」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。

甲辰の意味

甲辰は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で41番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。甲辰はその60年の中で41番目の年・41年を表しています。

甲辰の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「辰」は「りゅう(竜・龍)」を意味します。

甲辰の年・月・日

甲辰は、年・月・日にも割り振られています。

甲辰の年

60年周期の干支の中で41番目となる甲辰は、西暦を60で割って44が余る年となります。

実際の甲辰の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 44年・104年・164年・224年
284年・344年・404年・464年
524年・584年・644年・704年
764年・824年・884年・944年
西暦1000年から1999年 1004年・1064年・1124年・1184年
1244年・1304年・1364年・1424年
1484年・1544年・1604年・1664年
1724年・1784年・1844年・1904年
1964年
西暦2000年以降 2024年・2084年・2144年・2204年
2264年・2324年・2384年・2444年
2504年・2564年・2624年・2684年
2744年・2804年・2864年・2924年
2984年

ただし1844年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による甲辰の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

甲辰の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、甲辰の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の3月が甲辰の月となります。

つまりここ数年だと下記が甲辰の月となります。

  • 2022年3月
  • 2027年3月
  • 2032年3月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

甲辰の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、甲辰の日があります。

ここ数年の甲辰の日は下記の通りです。

2023年の甲辰の日

  • 2月15日(水)
  • 4月16日(日)
  • 6月15日(木)
  • 8月14日(月)
  • 10月13日(金)
  • 12月12日(火)

2024年の甲辰の日

  • 2月10日(土)
  • 4月10日(水)
  • 6月9日(日)
  • 8月8日(木)
  • 10月7日(月)
  • 12月6日(金)

2025年の甲辰の日

  • 2月4日(火)
  • 4月5日(土)
  • 6月4日(水)
  • 8月3日(日)
  • 10月2日(木)
  • 12月1日(月)

甲辰の日ということで特に縁起が良いということはありません。

甲辰の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

甲辰は干支によって1から60までの数の41番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での甲辰・甲辰の吉凶

陰陽五行思想では、十干の甲は「陽の木」、十二支の辰は「陽の土」で、相剋(木剋土)となっていることから「甲辰」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての甲辰の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

甲辰は、天一天上の12日目となっています。

納音として甲辰

納音としての甲辰は「覆燈火(ふくとうか)」となっています。

灯籠の灯りのように周りを覆われた火のことです。

四方を照らす光にはなれませんが、独自の分野で才能を発揮するという意味になります。

占星術・四柱推命における甲辰

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、共通して「周りに安心感を与える」タイプだと言えます。

それ以外はかなり異なる占い結果・診断結果になっています。

  • 慎み深さと良識を兼ね揃えていて魅力的
  • 真面目で慎重、でも穏やかで気さく
  • 忍耐力があり努力家、鋭い観察眼がある

同じ四柱推命や占星術でも流派や解釈でかなり占いによる診断は異なります。

以上、甲辰についてでした。

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