干支

辛丑(かのと-うし)・辛丑の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

辛丑(かのと-うし)・辛丑の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

辛丑という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

辛丑は干支で38番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

辛丑とはどういうものか、辛丑の日・辛丑の年についても詳しく説明します。

基本的に「辛丑」とつく日や年は「吉」となります。

辛丑の読み方は、かのとうし or しんきんのうし

  • 一般的な読み方:かのと-うし(辛=かのと 丑=うし)
  • 他の読み方(訓読み):しんきんのうし
  • 他の読み方(音読み):しんちゅう

一般的に「辛丑」であれば「かのとうし」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。

辛丑の意味

辛丑は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で38番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。辛丑はその60年の中で38番目の年・38年を表しています。

辛丑の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「丑」は「うし(牛)」を意味します。

辛丑の年・月・日

辛丑は、年・月・日にも割り振られています。

辛丑の年

60年周期の干支の中で38番目となる辛丑は、西暦を60で割って41が余る年となります。

実際の辛丑の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 41年・101年・161年・221年
281年・341年・401年・461年
521年・581年・641年・701年
761年・821年・881年・941年
西暦1000年から1999年 1001年・1061年・1121年・1181年
1241年・1301年・1361年・1421年
1481年・1541年・1601年・1661年
1721年・1781年・1841年・1901年
1961年
西暦2000年以降 2021年・2081年・2141年・2201年
2261年・2321年・2381年・2441年
2501年・2561年・2621年・2681年
2741年・2801年・2861年・2921年
2981年

ただし1841年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による辛丑の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

辛丑の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、辛丑の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の12月が辛丑の月となります。

つまりここ数年だと下記が辛丑の月となります。

  • 2021年12月
  • 2026年12月
  • 2031年12月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

辛丑の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、辛丑の日があります。

ここ数年の辛丑の日は下記の通りです。

2023年の辛丑の日

  • 2月12日(日)
  • 4月13日(木)
  • 6月12日(月)
  • 8月11日(金)
  • 10月10日(火)
  • 12月9日(土)

2024年の辛丑の日

  • 2月7日(水)
  • 4月7日(日)
  • 6月6日(木)
  • 8月5日(月)
  • 10月4日(金)
  • 12月3日(火)

2025年の辛丑の日

  • 2月1日(土)
  • 4月2日(水)
  • 6月1日(日)
  • 7月31日(木)
  • 9月29日(月)
  • 11月28日(金)

辛丑の日ということで特に縁起が良いということはありません。

辛丑の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

辛丑は干支によって1から60までの数の38番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での辛丑・辛丑の吉凶

陰陽五行思想では、十干の辛は「陰の金」、十二支の丑は「陰の土」で、相生(土生金)となっていることから「辛丑」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての辛丑の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

辛丑は、天一天上の9日目となっています。

納音として辛丑

納音としての辛丑は「壁上土(へきじょうど)」となっています。

壁上土は、壁に塗られた土という意味です。

頑固さ不動の精神を持っているとされますが、柔軟性が無いということを表現しているとされています。

自然な土では無いため、土としての実力は無いという見方もあります。

占星術・四柱推命における辛丑

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、共通して自尊心・プライドが高いと説明されていることが多くなっています。

おっとりした印象ながらも芯が強いと書かれていることも多くなっています。

また好き嫌いがはっきりしているともされています。

ただ丑であることから、早く成果を出すのではなく、比較的晩年になってから結果が出てくると書かれている場合もあります。

以上、辛丑についてでした。

干支

コメント

タイトルとURLをコピーしました