干支

辛卯(かのと-う)・辛卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

辛卯(かのと-う)・辛卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

辛卯という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

辛卯は干支で28番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

辛卯とはどういうものか、辛卯の日・辛卯の年についても詳しく説明します。

基本的に「辛卯」とつく日や年は「凶」となります。

辛卯の読み方は、 かのとう or しんきんのうさぎ

  • 一般的な読み方:かのと-う(辛=かのと 卯=う)
  • 他の読み方(訓読み):しんきんのうさぎ・しんきんのう
  • 他の読み方(音読み):しんぼう

一般的に「辛卯」であれば「かのとう」と読みます。

それ以外の読み方はほとんどされません。強いてあげれば1891年(明治24年)10月28日に発生した濃尾地震のことを辛卯の年に発生したことで「辛卯震災(しんぼうしんさい)」ということがあるくらいです。

辛卯の意味

辛卯は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で28番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。辛卯はその60年の中で28番目の年・28年を表しています。

辛卯の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「卯」は「うさぎ(兎)」を意味します。

辛卯の年・月・日

辛卯は、年・月・日にも割り振られています。

辛卯の年

60年周期の干支の中で28番目となる辛卯は、西暦を60で割って31が余る年となります。

実際の辛卯の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 31年・91年・151年・211年
271年・331年・391年・451年
511年・571年・631年・691年
751年・811年・871年・931年
991年
西暦1000年から1999年 1051年・1111年・1171年・1231年
1291年・1351年・1411年・1471年
1531年・1591年・1651年・1711年
1771年・1831年・1891年・1951年
西暦2000年以降 2011年・2071年・2131年・2191年
2251年・2311年・2371年・2431年
2491年・2551年・2611年・2671年
2731年・2791年・2851年・2911年
2971年

ただし1831年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による辛卯の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

辛卯の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、辛卯の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の2月が辛卯の月となります。

つまりここ数年だと下記が辛卯の月となります。

  • 2021年2月
  • 2026年2月
  • 2031年2月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

辛卯の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、辛卯の日があります。

ここ数年の辛卯の日は下記の通りです。

2023年の辛卯の日

  • 2月2日(木)
  • 4月3日(月)
  • 6月2日(金)
  • 8月1日(火)
  • 9月30日(土)
  • 11月29日(水)

2024年の辛卯の日

  • 1月28日(日)
  • 3月28日(木)
  • 5月27日(月)
  • 7月26日(金)
  • 9月24日(火)
  • 11月23日(土)

2025年の辛卯の日

  • 1月22日(水)
  • 3月23日(日)
  • 5月22日(木)
  • 7月21日(月)
  • 9月19日(金)
  • 11月18日(火)

辛卯の日ということで特に縁起が良いということはありません。

辛卯の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

辛卯は干支によって1から60までの数の28番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での辛卯・辛卯の吉凶

陰陽五行思想では、十干の辛は「陰の金」、十二支の卯は「陰の木」で、相剋(金剋木)となっていることから「辛卯」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての辛卯の日

選日である十方暮に当てはまります。

十方暮は万事うまく行かない凶日とされています。市販の暦では、労多くして功の少ない日などと記載されていることもあります。

日の干支が甲申(甲子から数えて21番目)から癸巳(同30番目)の間の10日間のことで、十干と十二支の五行が相剋しているものが8日も集中しているため、特別な期間と考えられるようになりました。

辛卯は、十方暮の8日目となっています。

納音として辛卯

納音としての辛卯は「松柏木(しょうはくぼく)」となっています。

松と柏の木は長命の常緑樹・霊木とされています。松柏木は、それらの木を表しています。

松柏木は節操が固く、自分の信念を曲げない性格を持っていることを意味します。

ただしそのために周りから浮いてしまうこともあるとされています。

占星術・四柱推命における辛卯

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、辛卯はかなり異なります。

天才型だと書いてあるところもあれば、地道で努力型としているところもあります。

ただ繊細としている占い・流派が多くなっています。

また一部ではクレーマー気質とか、縁の下の力持ちとか、本当にかなり異なる占い・診断結果になっています。

ただ周囲の人の力を借りることが大切、周囲の人を大切にするようにと締めくくっているところが多くなっているので、その点だけは留意した方が良いかもしれません。

以上、辛卯についてでした。

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