干支

辛巳(かのと-み)・辛巳の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

辛巳(かのと-み)・辛巳の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

辛巳という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

辛巳は干支で18番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

辛巳とはどういうものか、辛巳の日・辛巳の年についても詳しく説明します。

基本的に「辛巳」とつく日や年は「凶」となります。

辛巳の読み方は、かのとみ or しんし

  • 一般的な読み方:かのと-み(辛巳=かのえ 辛巳=たつ)
  • 他の読み方(訓読み):しんきんのみ
  • 他の読み方(音読み):しんし

一般的に「辛巳」であれば「かのとみ」と読みます。

他の読み方をするのは極稀です。「かのとみ」以外の呼び方が出るのは、日本史において742年(辛巳の年)の辛巳事件くらいです。

辛巳の意味

辛巳は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で18番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。辛巳はその60年の中で18番目の年・18年を表しています。

辛巳の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「巳」は「へび(蛇)」を意味します。

辛巳の年・月・日

辛巳は、年・月・日にも割り振られています。

辛巳の年

60年周期の干支の中で18番目となる辛巳は、西暦を60で割って21が余る年となります。

21世紀最初の干支にもなっています。

実際の辛巳の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 21年・81年・141年・201年・261年
321年・381年・441年・501年・561年
621年・681年・741年・801年・861年
921年・981年
西暦1000年から1999年 1041年・1101年・1161年・1221年
1281年・1341年・1401年・1461年
1521年・1581年・1641年・1701年
1761年・1821年・1881年・1941年
西暦2000年以降 2001年・2061年・2121年・2181年
2241年・2301年・2361年・2421年
2481年・2541年・2601年・2661年
2721年・2781年・2841年・2901年
2961年

ただし1821年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による辛巳の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

辛巳の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、辛巳の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が0か5(十干が庚か乙)の年の4月が辛巳の月となります。

つまりここ数年だと下記が辛巳の月となります。

  • 2020年4月
  • 2025年4月
  • 2030年4月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

辛巳の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、辛巳の日があります。

ここ数年の辛巳の日は下記の通りです。

2023年の辛巳の日

  • 1月23日(月)
  • 3月24日(金)
  • 5月23日(火)
  • 7月22日(土)
  • 9月20日(水)
  • 11月19日(日)

2024年の辛巳の日

  • 1月18日(木)
  • 3月18日(月)
  • 5月17日(金)
  • 7月16日(火)
  • 9月14日(土)
  • 11月13日(水)

2025年の辛巳の日

  • 1月12日(日)
  • 3月13日(木)
  • 5月12日(月)
  • 7月11日(金)
  • 9月9日(火)
  • 11月8日(土)

辛巳の日ということで特に縁起が良いということはありません。

ただし「巳の日」は、金運が上昇する日と言われています。

辛巳の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

辛巳は干支によって1から60までの数の番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での辛巳・辛巳の吉凶

陰陽五行思想では、十干の辛は「陰の金」、十二支の巳は「陰の火」で、相剋(火剋金)となっていることから「辛巳」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての辛巳の日

選日としては犯土の小土となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として辛巳

納音としての辛巳は「白鑞金(はくろうきん)」となっています。

白鑞金とは「錫(すず)」という金属のことです。

金属の中でも融けやすい性質や柔らかい性質をもち、柔軟に臨機応変に使えることから、臨機応変に対応出来る性質を持っていることを意味します。

占星術・四柱推命における辛巳

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが金運を持っていると紹介されていることが多くなっています。

また冷静沈着・辛抱強いと書かれている場合も多いのですが、浪費家であると書かれていることもあります。

ただ浪費家であっても、金運が良いためお金を生み出していけるともされています。

納音をどう読むかでかなり運勢・性格診断が異なっているようです。

以上、辛巳についてでした。

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