干支

辛亥(かのと-い)・辛亥の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

辛亥(かのと-い)・辛亥の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

辛亥という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

辛亥は干支で48番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

辛亥とはどういうものか、辛亥の日・辛亥の年についても詳しく説明します。

基本的に「辛亥」とつく日や年は「吉」となります。

辛亥の読み方は、かのとい or しんきんのいのしし

  • 一般的な読み方:かのと-い(辛=かのと 亥=い)
  • 他の読み方(訓読み):しんきんのいのしし
  • 他の読み方(音読み):しんがい

一般的に「辛亥」であれば「かのとい」と読みます。それ以外の読み方は日本においてはほとんどされません。

辛亥の意味

辛亥は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で48番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。辛亥はその60年の中で48番目の年・48年を表しています。

辛亥の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「亥」は「いのしし(猪)」を意味します。

なお干支(十二支)において、亥があるのは日本のみで十二支を文化に持つ他の国では「豚」となっています。

辛亥の年・月・日

辛亥は、年・月・日にも割り振られています。

辛亥の年

60年周期の干支の中で48番目となる辛亥は、西暦を60で割って51が余る年となります。

実際の辛亥の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 51年・111年・171年・231年
291年・351年・411年・471年
531年・591年・651年・711年
771年・831年・891年・951年
西暦1000年から1999年 1011年・1071年・1131年・1191年
1251年・1311年・1371年・1431年
1491年・1551年・1611年・1671年
1731年・1791年・1851年・1911年
1971年
西暦2000年以降 2031年・2091年・2151年・2211年
2271年・2331年・2391年・2451年
2511年・2571年・2631年・2691年
2751年・2811年・2871年・2931年
2991年

ただし1851年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による辛亥の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

辛亥の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、辛亥の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が2か7(十干が壬か丁)の年の10月が辛亥の月となります。

つまりここ数年だと下記が辛亥の月となります。

  • 2022年10月
  • 2027年10月
  • 2032年10月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

辛亥の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、辛亥の日があります。

ここ数年の辛亥の日は下記の通りです。

2023年の辛亥の日

  • 2月22日(水)
  • 4月23日(日)
  • 6月22日(木)
  • 8月21日(月)
  • 10月20日(金)
  • 12月19日(火)

2024年の辛亥の日

  • 2月17日(土)
  • 4月17日(水)
  • 6月16日(日)
  • 8月15日(木)
  • 10月14日(月)
  • 12月13日(金)

2025年の辛亥の日

  • 2月11日(火)
  • 4月12日(土)
  • 6月11日(水)
  • 8月10日(日)
  • 10月9日(木)
  • 12月8日(月)

辛亥の日ということで特に縁起が良いということはありません。

辛亥の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

辛亥は干支によって1から60までの数の48番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での辛亥・辛亥の吉凶

陰陽五行思想では、十干の辛は「陰の金」、十二支の亥は「陰の水」で、相生(金生水)となっていることから「辛亥」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての辛亥の日

暦注下段の大明日(だいみょうにち)に該当します。

「大明」は天地が開通して、隅々まで太陽の日が照る日という意味であり、全ての吉事・善事に用いて大吉です。特に建築・移転・旅行に良いとされています。

25もしくは21・19の干支の日に配置されますが、すべてのパターンで辛亥が配置されます。

納音として辛亥

納音としての辛亥は「釵釧金(さいせんきん)」となっています。

釵釧は「かんざし」を意味します。釵釧金は、かんざしになった金を意味します。

かんざしは髪に使う装飾品であり、髪をまとめるものでもあります。つまり明るくさせる・場を華やかにするとともに、まとめる能力がある性質を意味します。

占星術・四柱推命における辛亥

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、辛亥は概ね「面倒見が良い」とされています。

ただそれ以外は流派等によってかなり異なる占い結果となっています。

  • 義理人情がとても厚い
  • 経済状態が安定している
  • 金銭浪費に注意すべき
  • デリケートで神経質な性質もある

金銭・財運だと全く正反対のことが書かれていることがあります。

以上、辛亥についてでした。

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