干支

庚寅(かのえ-とら)・庚寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

庚寅(かのえ-とら)・庚寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

庚寅という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

庚寅は干支で27番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

庚寅とはどういうものか、庚寅の日・庚寅の年についても詳しく説明します。

基本的に「庚寅」とつく日や年は「凶」となります。

庚寅の読み方は、かのえとら or こうきんのとら

  • 一般的な読み方:かのえ-とら(庚=かのえ 寅=とら)
  • 他の読み方(訓読み):こうきんのとら
  • 他の読み方(音読み):こういん

一般的に「庚寅」であれば「かのえとら」と読みます。

それ以外の読み方はほとんどされません。強いてあげれば古代日本の戸籍制度で「庚寅年籍(こういんのねんじゃく)」というものがあったくらいです。

庚寅の意味

庚寅は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で27番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。庚寅はその60年の中で27番目の年・27年を表しています。

庚寅の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「寅」は「とら(虎)」を意味します。

庚寅の年・月・日

庚寅は、年・月・日にも割り振られています。

庚寅の年

60年周期の干支の中で27番目となる庚寅は、西暦を60で割って30が余る年となります。

実際の庚寅の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 30年・90年・150年・210年
270年・330年・390年・450年
510年・570年・630年・690年
750年・810年・870年・930年
990年
西暦1000年から1999年 1050年・1110年・1170年・1230年
1290年・1350年・1410年・1470年
1530年・1590年・1650年・1710年
1770年・1830年・1890年・1950年
西暦2000年以降 2010年・2070年・2130年・2190年
2250年・2310年・2370年・2430年
2490年・2550年・2610年・2670年
2730年・2790年・2850年・2910年
2970年

ただし1830年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による庚寅の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

庚寅の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、庚寅の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の1月が庚寅の月となります。

つまりここ数年だと下記が庚寅の月となります。

  • 2021年1月
  • 2026年1月
  • 2031年1月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

庚寅の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、庚寅の日があります。

ここ数年の庚寅の日は下記の通りです。

2023年の庚寅の日

  • 2月1日(水)
  • 4月2日(日)
  • 6月1日(木)
  • 7月31日(月)
  • 9月29日(金)
  • 11月28日(火)

2024年の庚寅の日

  • 1月27日(土)
  • 3月27日(水)
  • 5月26日(日)
  • 7月25日(木)
  • 9月23日(月)
  • 11月22日(金)

2025年の庚寅の日

  • 1月21日(火)
  • 3月22日(土)
  • 5月21日(水)
  • 7月20日(日)
  • 9月18日(木)
  • 11月17日(月)

庚寅の日ということで特に縁起が良いということはありません。

庚寅の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

庚寅は干支によって1から60までの数の27番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での庚寅・庚寅の吉凶

陰陽五行思想では、十干の庚は「陽の金」、十二支の寅は「陽の木」で、相剋(金剋木)となっていることから「庚寅」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての庚寅の日

選日である十方暮に当てはまります。

十方暮は万事うまく行かない凶日とされています。市販の暦では、労多くして功の少ない日などと記載されていることもあります。

日の干支が甲申(甲子から数えて21番目)から癸巳(同30番目)の間の10日間のことで、十干と十二支の五行が相剋しているものが8日も集中しているため、特別な期間と考えられるようになりました。

庚寅は、十方暮の7日目となっています。

納音として庚寅

納音としての庚寅は「松柏木(しょうはくぼく)」となっています。

松と柏の木は長命の常緑樹・霊木とされています。松柏木は、それらの木を表しています。

松柏木は節操が固く、自分の信念を曲げない性格を持っていることを意味します。

ただしそのために周りから浮いてしまうこともあるとされています。

占星術・四柱推命における庚寅

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、決断力があるとほとんどの書籍・流派で書かれています。

好奇心旺盛であるとも書かれていることが多くなっています。

しかしビジネス面で成功すると書かれている書籍・流派もあれば、商売的なセンスは無いと書いてある書籍・流派もありわかれています。

しかし財運には恵まれているので、お金に困ることは無いとされていることがほとんどとなっているので、幸せな結果になっています。

以上、庚寅についてでした。

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