干支

庚子(かのえ-ね)・庚子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

庚子(かのえ-ね)・庚子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

庚子という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

庚子は干支で37番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

庚子とはどういうものか、庚子の日・庚子の年についても詳しく説明します。

基本的に「庚子」とつく日や年は「吉」となります。

庚子の読み方は、かのえね or こうきんのね

  • 一般的な読み方:かのえ-ね(庚=かのえ 子=ね)
  • 他の読み方(訓読み):こうきんのね
  • 他の読み方(音読み):こうし

一般的に「庚子」であれば「かのえね」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされませんが、1900年生まれで「庚子郎(こうしろう)」という名前を付けられた子供がいます。

庚子の意味

庚子は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で37番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。庚子はその60年の中で37番目の年・37年を表しています。

庚子の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「子」は「ねずみ(鼠)」を意味します。

庚子の年・月・日

庚子は、年・月・日にも割り振られています。

庚子の年

60年周期の干支の中で37番目となる庚子は、西暦を60で割って40が余る年となります。

実際の庚子の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 40年・100年・160年・220年
280年・340年・400年・460年
520年・580年・640年・700年
760年・820年・880年・940年
1000年
西暦1000年から1999年 1060年・1120年・1180年・1240年
1300年・1360年・1420年・1480年
1540年・1600年・1660年・1720年
1780年・1840年・1900年・1960年
西暦2000年以降 2020年・2080年・2140年・2200年
2260年・2320年・2380年・2440年
2500年・2560年・2620年・2680年
2740年・2800年・2860年・2920年
2980年

ただし1840年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による庚子の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

なお1900年は、4で割れる年ですが閏年ではありません。

庚子の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、庚子の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の11月が庚子の月となります。

つまりここ数年だと下記が庚子の月となります。

  • 2021年11月
  • 2026年11月
  • 2031年11月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

庚子の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、庚子の日があります。

ここ数年の庚子の日は下記の通りです。

2023年の庚子の日

  • 2月11日(土)
  • 4月12日(水)
  • 6月11日(日)
  • 8月10日(木)
  • 10月9日(月)
  • 12月8日(金)

2024年の庚子の日

  • 2月6日(火)
  • 4月6日(土)
  • 6月5日(水)
  • 8月4日(日)
  • 10月3日(木)
  • 12月2日(月)

2025年の庚子の日

  • 1月31日(金)
  • 4月1日(火)
  • 5月31日(土)
  • 7月30日(水)
  • 9月28日(日)
  • 11月27日(木)

庚子の日ということで特に縁起が良いということはありません。

庚子の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

庚子は干支によって1から60までの数の37番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での庚子・庚子の吉凶

陰陽五行思想では、十干の庚は「陽の金」、十二支の子は「陽の水」で、相生(金生水)となっていることから「庚子」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての庚子の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

庚子は、天一天上の8日目となっています。

納音として庚子

納音としての庚子は「壁上土(へきじょうど)」となっています。

壁上土は、壁に塗られた土という意味です。

頑固さ不動の精神を持っているとされますが、柔軟性が無いということを表現しているとされています。

自然な土では無いため、土としての実力は無いという見方もあります。

占星術・四柱推命における庚子

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、庚子はかなり占い・流派で異なっています。

  • 橋渡し役的な役割が得意
  • サッパリとした性格で、人から好かれ人望が厚い
  • 頭脳名声で技術・芸術系などで特定の才能を活かせる

結構違うことが書かれていますが、総じて「頭は良い」とされています。

同じ四柱推命や占星術でもかなり違う結果になるものです。

以上、庚子についてでした。

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