干支

丁丑(ひのと-うし)・丁丑の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丁丑(ひのと-うし)・丁丑の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丁丑という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丁丑は干支で14番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丁丑とはどういうものか、丁丑の日・丁丑の年についても詳しく説明します。

基本的に「丁丑」とつく日や年は「吉」となります。

丁丑の読み方は、ひのとうし or ていちゅう

  • 一般的な読み方:ひのと-うし(丁=ひのと 丑=うし)
  • 他の読み方(訓読み):ていかのうし
  • 他の読み方(音読み):ていちゅう

一般的に「丁丑」であれば「ひのとうし」と読みます。

日本国内において「ていちゅう」と読むのは、福沢諭吉の著書「丁丑公論」くらいでしょう。1877年の丁丑の年に脱稿されたことで「丁丑公論」となっています。

丁丑の意味

丁丑は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で14番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。丁丑はその60年の中で14番目の年・14年を表しています。

丁丑の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

丑は「うし」と読み、「牛(うし)」を意味します。

丁丑の年・月・日

丁丑は、年・月・日にも割り振られています。

丁丑の年

60年周期の干支の中で14番目となる丁丑は、西暦を60で割って17が余る年となります。

実際の丁丑の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 17年・77年・137年・197年・257年
317年・377年・437年・497年・557年
617年・677年・737年・797年・857年
917年・977年
西暦1000年から1999年 1037年・1097年・1157年・1217年
1277年・1337年・1397年・1457年
1517年・1577年・1637年・1697年
1757年・1817年・1877年・1937年
1997年
西暦2000年以降 2057年・2117年・2177年・2237年
2297年・2357年・2417年・2477年
2537年・2597年・2657年・2717年
2777年・2837年・2897年・2957年

ただし1817年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丁丑の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丁丑の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丁丑の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の12月が丁丑の月となります。

つまりここ数年だと下記が丁丑の月となります。

  • 2019年12月
  • 2024年12月
  • 2029年12月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丁丑の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丁丑の日があります。

ここ数年の丁丑の日は下記の通りです。

2023年の丁丑の日

  • 1月19日(木)
  • 3月20日(月)
  • 5月19日(金)
  • 7月18日(火)
  • 9月16日(土)
  • 11月15日(水)

2024年の丁丑の日

  • 1月14日(日)
  • 3月14日(木)
  • 5月13日(月)
  • 7月12日(金)
  • 9月10日(火)
  • 11月9日(土)

2025年の丁丑の日

  • 1月8日(水)
  • 3月9日(日)
  • 5月8日(木)
  • 7月7日(月)
  • 9月5日(金)
  • 11月4日(火)

丁丑の日ということで特に縁起が良いということはありません。

丁丑の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丁丑は干支によって1から60までの数の14番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丁丑・丁丑の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丁は「陰の火」、十二支の丑は「陰の土」で、相生(火生土)となっていることから「丁丑」の吉凶は「吉」となっています。

ただし陰と陰なのでバランスは特別良い訳ではありません。

吉日・選日・暦注下段としての丁丑の日

選日としては犯土の間日となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として丁丑

納音としての丁丑は「澗下水(かんかすい)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、澗下水は谷を流れる滝の水(つまり急流)を意味しています。綺麗な水ですが激しい水でもあり人と対立しやすいと解釈されています。

占星術・四柱推命における丁丑

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、かなり異なる丁丑です。

創造力があるので芸術・音楽の世界で能力を発揮できるけどマイペースで閉鎖的と書いてあるものもあれば、忍耐強く着実に成功を積み重ねていくと書いてあるところもあります。

かなり書籍や占いの流派で性格が異なるのが特徴的にもなっています。

ただ寛大な心を持つことが大切と締めくくっていることが多くなっています。つまりは人の好き嫌いが多い性格ということになっているようです。

以上、丁丑についてでした。

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