干支

丁卯(ひのと-う)・丁卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丁卯(ひのと-う)・丁卯の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丁卯という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丁卯は干支で4番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丁卯とはどういうものか、丁卯の日・丁卯の年についても詳しく説明します。

基本的に「丁卯」とつく日や年は「吉」となります。

丁卯の読み方は、ひのとう or ていぼう

  • 一般的な読み方:ひのと-う(丁=ひのと 卯=う)
  • 他の読み方(訓読み):ていかのう・ていかのうさぎ
  • 他の読み方(音読み):ていぼう

一般的に「丁卯」であれば「ひのとう」と読みます。

慶応3年(1867年・丁卯の年)に製造された軍艦「第一丁卯」「第二丁卯」は「だいいちていぼう」「だいにていぼう」と名付けられていますが、これ以降「丁卯」と名付けられるものはほとんどありません。

「丁卯の年」「丁卯の月」「丁卯の日」の場合は「ひのとうの(年・月・日)」と読むことが多いですが、「ていぼうの(年・月・日)」も間違いではありません。

丁卯の意味

己卯は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で4番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。己卯はその60年の中で4番目の年・4年を表しています。

丁卯の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

丁卯の年・月・日

丁卯は、年・月・日にも割り振られています。

丁卯の年

60年周期の干支の中で4番目となる丁卯は、西暦を60で割って7が余る年となります。

実際の丁卯の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 7年・67年・127年・187年・247年
307年・367年・427年・487年・547年
607年・667年・727年・787年・847年
907年・967年・
西暦1000年から1999年 1027年・1087年・1147年・1207年
1267年・1327年・1387年・1447年
1507年・1567年・1627年・1687年
1747年・1807年・1867年・1927年
1987年
西暦2000年以降 2047年・2107年・2167年・2227年
2287年・2347年・2407年・2467年
2527年・2587年・2647年・2707年
2767年・2827年・2887年・2947年

ただし1867年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丁卯の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丁卯の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丁卯の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の2月が丁卯の月となります。

つまりここ数年だと下記が丙寅の月となります。

  • 2019年2月
  • 2024年2月
  • 2029年2月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丁卯の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

ここ数年の丁卯の日は下記の通りです。

2023年の丁卯の日

  • 1月9日(月)
  • 3月10日(金)
  • 5月9日(火)
  • 7月8日(土)
  • 9月6日(水)
  • 11月5日(日)

2024年の丁卯の日

  • 1月4日(木)
  • 3月4日(月)
  • 5月3日(金)
  • 7月2日(火)
  • 8月31日(土)
  • 10月30日(水)
  • 12月29日(日)

2025年の丁卯の日

  • 2月27日(木)
  • 4月28日(月)
  • 6月27日(金)
  • 8月26日(火)
  • 10月25日(土)
  • 12月24日(水)

丁卯の日だから特に何か言い伝えなどがある訳ではありませんが卯の日は、卯は跳ねることから相場に良い日と言われています。

丁卯の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丁卯は干支によって1から60までの数の4番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丁卯・丁卯の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丁は「陰の火」、十二支の卯は陰の木で、相生(木生火)となっていることから「丁卯」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丁卯の日

丁卯が基準となるものとして「暦注下段」の「神吉日」「凶会日」があります。

神吉日は神事に関すること、すなわち神社に詣でること、祭礼、祖先を祀ることに吉とされる日です。不浄事には凶となります。

33種類の干支に配当されており、丁卯の日にも配当されています。

凶会日は、陰陽二気の調和がうまく行かず、万事に忌むべき日で、この日に吉事を行うことは凶とされています。

旧暦の3月の丁卯の日が凶会日となります。

納音として丁卯

納音としての丙寅は「爐中火(ろちゅうか)」となっています。四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、「爐中火」は炉の中にある火を意味しています。

炉の中の日なので危険な火ではありませんし、制御可能な火です。それで満足するかどうかで運勢が異なってくると言えます。

占星術・四柱推命における丁卯

四柱推命や東洋占星術の書籍で丁卯を見ると、多くの書籍で書かれていることを一言でまとめると丁卯は「面倒な人」と言えます。

表面的には温和もしくは内気な人とされている一方、内面は激しい気性を持っていたり、集中していることが多いとされています。

他にも気まぐれ、熱しやすく冷めやすい、と書かれていることもあります。またはっきりと物事を言い過ぎて嫌われてしまうこともあると書いているものもあります。

負けず嫌いとしている場合もあります。

と、あまり良いことが書かれていません。

しかし集中力は持っているので最後まで諦めない心を持ち、持ち前の負けず嫌いでプラスになるとフォローされています。

ウサギは大人して可愛い動物ですが、何を考えているかわかりにくいこともあるので、そのように見られているのかな?って思いませんか?

以上、丁卯についてでした。

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