干支

丁酉(ひのと-とり)・丁酉の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丁酉(ひのと-とり)・丁酉の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丁酉という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丁酉は干支で34番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丁酉とはどういうものか、丁酉の日・丁酉の年についても詳しく説明します。

基本的に「丁酉」とつく日や年は「凶」となります。

丁酉の読み方は、ひのととり or ていかのとり

  • 一般的な読み方:ひのと-とり(丁=ひのと 酉=とり)
  • 他の読み方(訓読み):ていかのとり
  • 他の読み方(音読み):ていゆう

一般的に「丁酉」であれば「ひのととり」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。江戸時代に江戸で起こった大火事が丁酉の年だったこともあり「丁酉火事(ひのととりかじ)」と呼ばれています。

丁酉の意味

丁酉は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で34番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。丁酉はその60年の中で34番目の年・34年を表しています。

丁酉の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「酉」は「にわとり(鶏)」を意味します。一部「とり(鳥)」を意味すると書いてあるサイトもありますが、間違いです。

丁酉の年・月・日

丁酉は、年・月・日にも割り振られています。

丁酉の年

60年周期の干支の中で34番目となる丁酉は、西暦を60で割って37が余る年となります。

実際の丁酉の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 37年・97年・157年・217年
277年・337年・397年・457年
517年・577年・637年・697年
757年・817年・877年・937年
997年
西暦1000年から1999年 1057年・1117年・1177年・1237年
1297年・1357年・1417年・1477年
1537年・1597年・1657年・1717年
1777年・1837年・1897年・1957年
西暦2000年以降 2017年・2077年・2137年・2197年
2257年・2317年・2377年・2437年
2497年・2557年・2617年・2677年
2737年・2797年・2857年・2917年
2977年

ただし1837年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丁酉の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丁酉の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丁酉の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の8月が丁酉の月となります。

つまりここ数年だと下記が丁酉の月となります。

  • 2021年8月
  • 2026年8月
  • 2031年8月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丁酉の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丁酉の日があります。

ここ数年の丁酉の日は下記の通りです。

2023年の丁酉の日

  • 2月8日(水)
  • 4月9日(日)
  • 6月8日(木)
  • 8月7日(月)
  • 10月6日(金)
  • 12月5日(火)

2024年の丁酉の日

  • 2月3日(土)
  • 4月3日(水)
  • 6月2日(日)
  • 8月1日(木)
  • 9月30日(月)
  • 11月29日(金)

2025年の丁酉の日

  • 1月28日(火)
  • 3月29日(土)
  • 5月28日(水)
  • 7月27日(日)
  • 9月25日(木)
  • 11月24日(月)

丁酉の日ということで特に縁起が良いということはありません。

丁酉の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丁酉は干支によって1から60までの数の34番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丁酉・丁酉の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丁は「陰の火」、十二支の酉は「陰の金」で、相剋(火剋金)となっていることから「丁酉」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丁酉の日

選日の「天一天上(てんいちてんじょう)」に該当します。

天一天上は天一神(てんいちじん、てんいつじん)という神様がいて、地上と天上を行き来しており、天上に帰っている期間を天一天上と言い、天一神の祟りが無くなるとして吉日とされています。

日干支の癸巳(30番)から戊申(45番)までの16日間が天一天上の期間とされています。

丁酉は、天一天上の5日目となっています。

納音として丁酉

納音としての丁酉は「山下火(さんげか)」となっています。

山下火は、山裾で燃える火を意味しています。

麓で静かに燃える火であり、潜在能力は高いものの、その能力を発揮する機会に恵まれなかったり、発揮する運気の弱さを表しているとしています。

つまりは自己主張することが大切とも言えます

占星術・四柱推命における丁酉

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、丁酉はまさに占い・流派で全く異なることが書かれています。

  • きめ細かな気配りと情緒豊かな感性を持っている
  • 1人で仕事をするのが一番うまく行くタイプ、アイデアが豊富
  • 繊細さと大胆さを両方持っている、現実主義

統一性が無い占い・診断結果となっています。

ただ強いて統一的な見解があるとすれば、周りに気遣いが出来ればプロデューサー的な立場で成功するタイプと言えそうです。

以上、丁酉についてでした。

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