干支

丁巳(ひのと-み)・丁巳の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丁巳(ひのと-み)・丁巳の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丁巳という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丁巳は干支で54番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丁巳とはどういうものか、丁巳の日・丁巳の年についても詳しく説明します。

基本的に「丁巳」とつく日や年は「吉」となります。

丁巳の読み方は、ひのとみ or ていかのみ

  • 一般的な読み方:ひとの-み(丁=ひのと 巳=み)
  • 他の読み方(訓読み):ていかのみ
  • 他の読み方(音読み):ていし

一般的に「丁巳」であれば「ひのとみ」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

丁巳の意味

丁巳は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で54番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。丁巳はその60年の中で54番目の年・54年を表しています。

丁巳の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「巳」は「へび(蛇)」を意味します。

丁巳の年・月・日

丁巳は、年・月・日にも割り振られています。

丁巳の年

60年周期の干支の中で54番目となる丁巳は、西暦を60で割って57が余る年となります。

実際の丁巳の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 57年・117年・177年・237年
297年・357年・417年・477年
537年・597年・657年・717年
777年・837年・897年・957年
西暦1000年から1999年 1017年・1077年・1137年・1197年
1257年・1317年・1377年・1437年
1497年・1557年・1617年・1677年
1737年・1797年・1857年・1917年
1977年
西暦2000年以降 2037年・2097年・2157年・2217年
2277年・2337年・2397年・2457年
2517年・2577年・2637年・2697年
2757年・2817年・2877年・2937年
2997年

ただし1857年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丁巳の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丁巳の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丁巳の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の4月が丁巳の月となります。

つまりここ数年だと下記が丁巳の月となります。

  • 2023年4月
  • 2028年4月
  • 2033年4月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丁巳の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丁巳の日があります。

ここ数年の丁巳の日は下記の通りです。

2023年の丁巳の日

  • 2月28日(火)
  • 4月29日(土)
  • 6月28日(水)
  • 8月27日(日)
  • 10月26日(木)
  • 12月25日(月)

2024年の丁巳の日

  • 2月23日(金)
  • 4月23日(火)
  • 6月22日(土)
  • 8月21日(水)
  • 10月20日(日)
  • 12月19日(木)

2025年の丁巳の日

  • 2月17日(月)
  • 4月18日(金)
  • 6月17日(火)
  • 8月16日(土)
  • 10月15日(水)
  • 12月14日(日)

丁巳の日ということで特に縁起が良いということはありません。

丁巳の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丁巳は干支によって1から60までの数の54番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丁巳・丁巳の吉凶

陰陽五行思想では、陰陽五行では、十干の丁は「陰の火」、十二支の巳は「陰の火」で、比和となっていることから「丁巳」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丁巳の日

丁巳は選日の「八専(はっせん)」に該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

丁巳は、八専期間の6日目・八専としては4日目となります。

納音として丁巳

納音としての丁巳は「沙中土(さちゅうど)」となっています。

砂に混じった土という意味です。

素質はあっても砂に埋もれてしまっては能力はわからない、そして土としての包容力や粘りが欠けてしまうということを表しています。

では全く駄目なのか?と言えばそんなことはなく、風に吹かれて形を変える自由さ、斬新さがあるので、行動力を持って補えば良いという解釈もできます。

占星術・四柱推命における丁巳

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、丁巳は総じて「穏やかで柔和な印象を与える」としています。

それ以外は占いや流派でかなり異なることが書かれています。

  • 内面に激しい野心を持っている
  • 猜疑心・嫉妬心が実は深いとろこにある

と内面はあまりよく無いと書かれていることがあります。

以上、丁巳についてでした。

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