干支

丙寅(ひのえ-とら)・丙寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丙寅(ひのえ-とら)・丙寅の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丙寅という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丙寅は干支で3番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丙寅とはどういうものか、丙寅の日・丙寅の年についても詳しく説明します。

基本的に「丙寅」とつく日や年は「吉」となります。

丙寅の読み方は、きのえね or こうし or かし

  • 一般的な読み方:ひのえ-とら(丙=ひのえ 寅=とら)
  • 他の読み方(訓読み):ひのえとら・へいかのとら
  • 他の読み方(音読み):へいいん

一般的に「丙寅」であれば「ひのえとら」と読みます。

「へいいん」と読むのは、1866年(丙寅の年)5月に高杉晋作が長崎にてイギリス商人トーマス・ブレーク・グラバーより購入した軍艦「丙寅丸(へいいんまる)」等、明治以前のことがほとんどです。

「丙寅の年」「丙寅の月」「丙寅の日」の場合は「ひのえとらの(年・月・日)」と読むことが多いですが、「へいいんの(年・月・日)」も間違いではありません。

丙寅の意味

丙寅は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で3番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。甲子はその60年の中で3番目の年・3年を表しています。

丙寅の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

丙寅の年・月・日

丙寅は、年・月・日にも割り振られています。

丙寅の年

60年周期の干支の中で3番目となる丙寅は、西暦を60で割って6が余る年となります。

実際の丙寅の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 6年・66年・126年・186年・246年
306年・366年・426年・486年
546年・606年・666年・726年
786年・846年・906年・966年
西暦1000年から1999年 1026年・1086年・1146年・1206年
1266年・1326年・1386年・1446年
1506年・1566年・1626年・1686年
1746年・1806年・1866年・1926年
1986年
西暦2000年以降 2046年・2106年・2166年・2226年
2286年・2346年・2406年・2466年
2526年・2586年・2646年・2706年
2766年・2826年・2886年・2946年

ただし1866年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丙寅の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丙寅の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丙寅の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の1月が丙寅の月となります。

つまりここ数年だと下記が丙寅の月となります。

  • 2019年1月
  • 2024年1月
  • 2029年1月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丙寅の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

ここ数年の丙寅の日は下記の通りです。

2023年の丙寅の日

  • 1月8日(日)
  • 3月9日(木)
  • 5月8日(月)
  • 7月7日(金)
  • 9月5日(火)
  • 11月4日(土)

2024年の丙寅の日

  • 1月3日(水)
  • 3月3日(日)
  • 5月2日(木)
  • 7月1日(月)
  • 8月30日(金)
  • 10月29日(火)
  • 12月28日(土)

2025年の丙寅の日

  • 2月26日(水)
  • 4月27日(日)
  • 6月26日(木)
  • 8月25日(月)
  • 10月24日(金)
  • 12月23日(火)

丙寅に限りませんが、寅の日は金運上昇の日とされており金運が上がるとされています。

特に財布を新調するのが良い日とされており、カバン屋などでお財布のセールを行っていることもあります。

丙寅の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丙寅は干支によって1から60までの数の3番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丙寅・丙寅の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丙は「陽の火」、十二支の寅は「陽の木」で、相生(木生火)となっていることから「丙寅」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丙寅の日

丙寅が基準となるものとして「暦注下段」の「凶会日」があります。

「凶会日」はくえにち・くえびと読みます。

陰陽二気の調和がうまく行かず、万事に忌むべき日で、この日に吉事を行うことは凶とされています。

旧暦の3月9月の丙寅の日が凶会日となります。

納音として丙寅

納音としての丙寅は「爐中火(ろちゅうか)」となっています。四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、「爐中火」は炉の中にある火を意味しています。

炉の中の日なので危険な火ではありませんし、制御可能な火です。それで満足するかどうかで運勢が異なってくると言えます。

占星術・四柱推命における丙寅

このタイプは、その場所にいるだけで、周りの雰囲気を明るくしてくれます。常に前向きであり、行動力と情熱を持ち続ける意志の強さがあります。
人からの援助や引き立てを受けることができる星です。どの分野でも、才能を発揮する パワーの持ち主でもあるのです。目上の引き立て運もあり、財運にとても恵まれます。

五行推命 古木千凡 説話社

この年生まれの人は力強く決然とし、周囲の反対をものともしません。相手から予想外の反撃(たとえば非暴力運動など)を受けない限り、どこにいても中心的存在となり、成功を収めます。火性のトラ年の人は多くの点において知力に優れています。たとえ成 績はふるわなくても、常に慣習を打破しようとする姿勢を忘れません。

中国占星術バイブル ガイアブックス

いろいろな書籍を見ても、周りを明るくさせたり、中心的存在となることが書かれていて、いろいろな人の手助けにより成功を納めることが出来ると書かれていることが多くなっています。

丙寅に限らず寅年の人は金運に恵まれるという占い結果になっていることもあり、金運に恵まれる、成功を収めると表現していることが多く、上記で紹介している書籍からもそれが伺える結果となっています。

最初に引用している書籍にも財運があると書かれているのは寅年の特徴とも言えます。

以上、丙寅についてでした。

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