干支

丙辰(ひのえ-たつ)・丙辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丙辰(ひのえ-たつ)・丙辰の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丙辰という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丙辰は干支で53番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丙辰とはどういうものか、丙辰の日・丙辰の年についても詳しく説明します。

基本的に「丙辰」とつく日や年は「吉」となります。

丙辰の読み方は、 or

  • 一般的な読み方:ひのえ-たつ(丙=ひのえ 辰=たつ)
  • 他の読み方(訓読み):へいかのたつ
  • 他の読み方(音読み):へいしん

一般的に「丙辰」であれば「ひのえたつ」と読みます。それ以外の読み方は現在の日本においてはほとんどされません。

江戸末期に「丙辰丸(へいしんまる)」と名付けられた船がありました。

丙辰の意味

丙辰は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で53番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。丙辰はその60年の中で53番目の年・53年を表しています。

丙辰の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「辰」は「りゅう(竜・龍)」を意味します。

丙辰の年・月・日

丙辰は、年・月・日にも割り振られています。

丙辰の年

60年周期の干支の中で53番目となる丙辰は、西暦を60で割って56が余る年となります。

実際の丙辰の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 56年・116年・176年・236年
296年・356年・416年・476年
536年・596年・656年・716年
776年・836年・896年・956年
西暦1000年から1999年 1016年・1076年・1136年・1196年
1256年・1316年・1376年・1436年
1496年・1556年・1616年・1676年
1736年・1796年・1856年・1916年
1976年
西暦2000年以降 2036年・2096年・2156年・2216年
2276年・2336年・2396年・2456年
2516年・2576年・2636年・2696年
2756年・2816年・2876年・2936年
2996年

ただし1856年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丙辰の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丙辰の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丙辰の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が3か8(十干が癸か戊)の年の3月が丙辰の月となります。

つまりここ数年だと下記が丙辰の月となります。

  • 2023年3月
  • 2028年3月
  • 2033年3月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丙辰の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丙辰の日があります。

ここ数年の丙辰の日は下記の通りです。

2023年の丙辰の日

  • 2月27日(月)
  • 4月28日(金)
  • 6月27日(火)
  • 8月26日(土)
  • 10月25日(水)
  • 12月24日(日)

2024年の丙辰の日

  • 2月22日(木)
  • 4月22日(月)
  • 6月21日(金)
  • 8月20日(火)
  • 10月19日(土)
  • 12月18日(水)

2025年の丙辰の日

  • 2月16日(日)
  • 4月17日(木)
  • 6月16日(月)
  • 8月15日(金)
  • 10月14日(火)
  • 12月13日(土)

丙辰の日ということで特に縁起が良いということはありません。

丙辰の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丙辰は干支によって1から60までの数の53番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丙辰・丙辰の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丙は「陽の火」、十二支の辰は「陽の土」で、相生(火生土)となっていることから「丙辰」の吉凶は「吉」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丙辰の日

丙辰は選日の「八専(はっせん)」の間日に該当します。

元々は吉はますます吉になり、凶はますます凶となるとされていましたが、次第に凶の性質のみが強調されるようになり、現在では、何事もうまく行かない凶日とされています。

八専は、日の干支が壬子(甲子から数えて49番目)から癸亥(同60番目)の間の12日間の中に干、支ともに同じ五行となるものが壬子、甲寅、乙卯、丁巳、己未、庚申、辛酉、癸亥と8日あるため八専と総称されています。

丙辰は、八専期間の5日目ですが、間日となっており影響を受けません。

納音として丙辰

納音としての丙辰は「沙中土(さちゅうど)」となっています。

砂に混じった土という意味です。

素質はあっても砂に埋もれてしまっては能力はわからない、そして土としての包容力や粘りが欠けてしまうということを表しています。

では全く駄目なのか?と言えばそんなことはなく、風に吹かれて形を変える自由さ、斬新さがあるので、行動力を持って補えば良いという解釈もできます。

占星術・四柱推命における丙辰

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、丙辰は「粘り強さが無い」と書かれていることが多くなっています。

それ以外はかなり占い・流派によって結果が異なっています。

  • 元々恵まれた環境にいる
  • 自分自身の判断が大切
  • 行動力をもっている

ただ深読みしてまとめると、元の能力・ポテンシャルは高いけど、粘り強さが無い分、行動力でカバーするのが良いというような結果になっていることが多くなっています。

以上、丙辰についてでした。

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