干支

丙申(ひのえ-さる)・丙申の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丙申(ひのえ-さる)・丙申の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丙申という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丙申は干支で33番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丙申とはどういうものか、丙申の日・丙申の年についても詳しく説明します。

基本的に「丙申」とつく日や年は「凶」となります。

丙申の読み方は、ひのえさる or へいかのさる

  • 一般的な読み方:ひのえ-さる(丙=ひのえ 申=さる)
  • 他の読み方(訓読み):へいかのさる
  • 他の読み方(音読み):へいしん

一般的に「丙申」であれば「ひのえさる」と読みます。

それ以外の読み方は現在ではほとんどされません。

丙申の意味

丙申は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で33番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。丙申はその60年の中で33番目の年・33年を表しています。

丙申の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

「申」は「さる(猿)」を意味します。

丙申の年・月・日

丙申は、年・月・日にも割り振られています。

丙申の年

60年周期の干支の中で33番目となる丙申は、西暦を60で割って36が余る年となります。

実際の丙申の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 36年・96年・156年・216年
276年・336年・396年・456年
516年・576年・636年・696年
756年・816年・876年・936年
996年
西暦1000年から1999年 1056年・1116年・1176年・1236年
1296年・1356年・1416年・1476年
1536年・1596年・1656年・1716年
1776年・1836年・1896年・1956年
西暦2000年以降 2016年・2076年・2136年・2196年
2256年・2316年・2376年・2436年
2496年・2556年・2616年・2676年
2736年・2796年・2856年・2916年
2976年

ただし1836年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丙申の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丙申の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丙申の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が1か6(十干が辛か丙)の年の7月が丙申の月となります。

つまりここ数年だと下記が丙申の月となります。

  • 2021年7月
  • 2026年7月
  • 2031年7月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丙申の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丙申の日があります。

ここ数年の丙申の日は下記の通りです。

2023年の丙申の日

  • 2月7日(火)
  • 4月8日(土)
  • 6月7日(水)
  • 8月6日(日)
  • 10月5日(木)
  • 12月4日(月)

2024年の丙申の日

  • 2月2日(金)
  • 4月2日(火)
  • 6月1日(土)
  • 7月31日(水)
  • 9月29日(日)
  • 11月28日(木)

2025年の丙申の日

  • 1月27日(月)
  • 3月28日(金)
  • 5月27日(火)
  • 7月26日(土)
  • 9月24日(水)
  • 11月23日(日)

丙申の日ということで特に縁起が良いということはありません。

丙申の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丙申は干支によって1から60までの数の33番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丙申・丙申の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丙は「陽の火」、十二支の申は「陽の金」で、相剋(火剋金)となっていることから「丙申」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丙申の日

暦注下段の天赦日に当てはまります。

てんしゃにち、てんしゃび と読みます。暦には「天しや」と書かれます。

この日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされ、最上の大吉日です。

そのため、天赦日にのみ「万(よろづ)よし」とも注記されることがあります。

立夏から立秋の前日までの丙申の日が天赦日となっています。

納音として丙申

納音としての丙申は「山下火(さんげか)」となっています。

山下火は、山裾で燃える火を意味しています。

麓で静かに燃える火であり、潜在能力は高いものの、その能力を発揮する機会に恵まれなかったり、発揮する運気の弱さを表しているとしています。

つまりは自己主張することが大切とも言えます。

占星術・四柱推命における丙申

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なりますが、丙申はチャレンジ精神が旺盛であると書いてることが多くなっています。

また臨機応変さがあると書いてある場合もあります。

ほとんどの占い・診断結果に共通しているのは、安定性よりも刺激を求める傾向にあるということです。

また美的センスがある、独自の価値観が強い、負けず嫌いと書いてあることもあります。

以上、丙申についてでした。

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