干支

丙子(ひのえ-ね)・丙子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について

丙子(ひのえ-ね)・丙子の年月日とは?吉凶(運勢)や四柱推命・納音について 干支

丙子という漢字が見かけるしカレンダーにも記載されているけど、どういう意味なんだろう?と思うことはありませんか?

丙子は干支で13番目に位置するものであり、様々な言い伝えや吉凶に用いられています。

丙子とはどういうものか、丙子の日・丙子の年についても詳しく説明します。

基本的に「丙子」とつく日や年は「凶」となります。

丙子の読み方は、ひのえね or へいし

  • 一般的な読み方:ひのね-ね(丙=ひのえ 子=ね)
  • 他の読み方(訓読み):へいかのね・へいかのねずみ
  • 他の読み方(音読み):へいし

一般的に「丙子」であれば「ひのえね」と読みます。

他の読み方をすることは極稀で、日本国内で他の呼び方をされるものは、国宝に指定されている「丙子椒林剣(へいししょうりんけん)」くらいです。

丙子の意味

丙子は、十干(甲・ 乙・ 丙・ 丁…)と十二支(子・ 丑・ 寅・ 卯…)の組み合わせ60通りの中で13番目に位置する干支です。

干支は60年で一回りするので、60年を数えるのに使われていました。丙子はその60年の中で13番目の年・13年を表しています。

丙子の年とすると、人生50~60年の時代は、1度しか巡り合わないので、問題が無かった訳です。

元々は数詞(数を表す言葉)でしたが陰陽節・五行説等と融合していろいろな意味を持つようになりました。

子は「ね」と読み、「ねずみ」を意味します。

丙子の年・月・日

丙子は、年・月・日にも割り振られています。

丙子の年

60年周期の干支の中で13番目となる丙子は、西暦を60で割って16が余る年となります。

実際の丙子の年は下記のようになっています。

西暦1000年未満 16年・76年・136年・196年・256年
316年・376年・436年・496年・556年
616年・676年・736年・796年・856年
916年・976年
西暦1000年から1999年 1036年・1096年・1156年・1216年
1276年・1336年・1396年・1456年
1516年・1576年・1636年・1696年
1756年・1816年・1876年・1936年
1996年
西暦2000年以降 2056年・2116年・2176年・2236年
2296年・2356年・2416年・2476年
2536年・2596年・2656年・2716年
2776年・2836年・2896年・2956年

ただし1816年以前の記録(書物等)の場合、旧暦による丙子の年としている場合もあります。理由は日本が新暦になったのは1873年(明治6年)からだからです。

また旧暦記載・節月記載のカレンダーの場合、旧暦や節月での干支の年を記載している場合があります。

丙子の月

干支を月に割り振って管理していた暦もあり、丙子の月というものが存在します。

今でも旧暦について詳しく書いてあるカレンダーだと月干支としてその月の干支が記載されている場合もあります。

月干支は60ヶ月周期になるため、西暦の下一桁が4か9(十干が甲か己)の年の11月が丙子の月となります。

つまりここ数年だと下記が丙子の月となります。

  • 2019年11月
  • 2024年11月
  • 2029年11月

ただし干支月は、現在3種類あります。

  • 新暦の月にそのまま割り振る干支月
  • 旧暦の月に割り振る干支月
  • 節月に割り振る干支月

今では、新暦の月にそのまま割り振ることが多いです。

丙子の日

現在のカレンダーでも干支を日に割り振って掲載しているものがあります。

干支の日の配置は単に60個ある干支をずっと配置しているだけです。どの日にどの干支を置くというものは決まっていません。

60通りの干支が1年間をめぐるので1年で6回(稀に7回)、丙子の日があります。

ここ数年の丙子の日は下記の通りです。

2023年の丙子の日

  • 1月18日(水)
  • 3月19日(日)
  • 5月18日(木)
  • 7月17日(月)
  • 9月15日(金)
  • 11月14日(火)

2024年の丙子の日

  • 1月13日(土)
  • 3月13日(水)
  • 5月12日(日)
  • 7月11日(木)
  • 9月9日(月)
  • 11月8日(金)

2025年の丙子の日

  • 1月7日(火)
  • 3月8日(土)
  • 5月7日(水)
  • 7月6日(日)
  • 9月4日(木)
  • 11月3日(月)

丙子の日ということで特に縁起が良いということはありません。

丙子の吉凶(運勢)や四柱推命・占星術・納音

丙子は干支によって1から60までの数の13番目を表すものですが、陰陽五行説と結びついて吉凶を判断することもあります。

陰陽五行思想での丙子・丙子の吉凶

陰陽五行思想では、十干の丙は「陽の火」、十二支の子は「陽の水」で、相剋(水剋火)となっていることから「丙子」の吉凶は「凶」となっています。

吉日・選日・暦注下段としての丙子の日

選日としては犯土の7日目となっています。

犯土の期間には、土公神(どくじん)が本宮あるいは土中にいるため、土を犯してはならないとされています。

納音として丙子

納音としての丙子は「澗下水(かんかすい)」となっています。

四柱推命か算命学によって運勢は若干ことなりますが、澗下水は谷を流れる滝の水(つまり急流)を意味しています。綺麗な水ですが激しい水でもあり人と対立しやすいと解釈されています。

占星術・四柱推命における丙子

書籍や占いの流派によって、書いてあることは異なります。浮き沈みの激しい人生を送ると書いてあるものもあれば、気さくで周囲を明るくする性格と書いてあるものもあります。

チャンスを掴みやすい傾向にあることが書かれていることが多く、また自分の道を進むタイプが多いとも書かれていることが多くなっています。

以上、丙子についてでした。

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